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約束した時間まで、
あと5分。
いつもの公園で、
彼を待つ。
亜｢Aちゃん｣
振り向くと彼はいつものように
私に微笑んでくれて、
｢行こっか｣と言った。
連れて行ってくれたお店は
私には到底手の届かないお店で、
亜嵐くんが美味しいって
薦めてくれる料理やお酒は
本当に美味しかった。
亜｢まだ時間大丈夫？｣
席でお会計を済ませて、
亜嵐くんは私にそう聞いた。
時刻は21:15。
『あ、はい。大丈夫です。』
亜｢よかった。行きたいとこあるんだけど、｣
『行きたいとこ？』
亜｢そう。ついてきてくれる？｣
『はい！』
亜｢よかった。｣
お店を出て、
自然と亜嵐くんの手が
私の手を捉えて、
少しの動揺のあと、
…亜嵐くん、酔ってるのかな
って結論を導き出した。
亜｢ごめんね、あと5分くらい。｣
少し歩いて亜嵐くんがそう言った。
どこに行くんだろう。
安心しきってたけど、
｢夜｣｢お酒｣｢男と女｣
…ホテル？！
なんて馬鹿みたいに
脳内で在らぬ会議を繰り広げていると
｢着いたよ｣
って声が聞こえた。
目の前には一面真っ赤な
まるで別世界のような空間。
『…すごい』
亜｢綺麗だよね、｣
『これ、紅葉？…ですよね』
亜｢うん。｣
真っ赤な紅葉。
ライトアップされて、
幻想的に映し出されていた。
亜｢こないだ教えてもらって、都内にこんなにとこあるんだーって思って。｣
『初めて知りました。』
亜｢ね、俺も。｣
『綺麗ですね』
私がそう言うと
亜嵐くんは握った手を
ちょっと強めて、
｢ちょっとそこ座る？｣
って言ってベンチを見た。
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さき(プロフ) - れっどあっぷるさん» ありがとうございます！コメント頂けて本当に嬉しいです！！更新なかなか遅いのですがこれからも応援して頂けると嬉しいです^ ^ (2018年1月3日 15時) (
レス) id: e57df57395 (このIDを非表示/違反報告)
れっどあっぷる - すごくドキドキしました！！ほかの作品にはない独特の暖かさがあってほっこりしました！！続きもすごく楽しみです！！更新頑張ってください！！応援してます！！ (2017年12月31日 13時) (レス) id: 42b2636626 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さき | 作成日時：2017年12月4日 14時
