【ツイステ】異世界から来た盗人 (ページ6)

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ーー翌日

ﾁｭﾝﾁｭﾝと小鳥のさえずりが聞こえる。
今日は日がサンサンと照っている。絶好の洗濯日和だ。多分、リタがいつも言ってる「洗濯する日」ってこう言う日なんだろうな。
昨日の痛みは無くなっている。寧ろ動きたくて堪らない。
誰か来ないかな、とソワソワしているとノックの音がする。
『どうぞ』
「おはよう御座います」

入ってきたのは昨日の仮面男だった。手には籠を持ってる。
「朝食を持って来ました。私、優しいので。
あぁでも、貴方の口に合うかは……」
籠に入ってたのはパンと珈琲。質素だが、この朝には丁度いい。まぁリタなら多分、この他に目玉焼き作ったんだろうな。
『有難う。美味しく頂くよ』
腹も減ってたし、およそ5口程でペロリと平らげた。
『ご馳走様。
それで、俺に何か用があるから来たんだろう？』
一瞬、仮面だから分かんないけど、驚いた顔をした、と思う。
「……勘が、良いのですね。話が早くて良い」

「……聞きたい事は山程あります。ですが、今ここで聞いたら誰か来た時にまずい。
学園長室に案内しましょう。私！優しいので」