用意周到さん ページ1
「はぁ？お礼に試合をテレビ放送するぅ？？？」
「はい！よろしいでしょうか…」
結菜先輩、聞こえてるかな、と思い後ろを見ると、大きく「〇」を作っていた。
「どーぞ…」
あとはもう知らない、部長に責任はある。知らん(最低)。
＿当日
「あはは…オハヨウゴザイマス」
「こちらが歴代最年少医！神来社莉音さんです！」
「さようなら、後は部長へ」
「おお！あなた様が部長ですか！ぜひインタビューを…」
「みんなーーー！！！アップするから並んでーー！！」
「「「はああーーーーーいいい！！！」」」
「…悲しっ」
それからあっというまに時は過ぎ、試合の準備となった。
「オーダー発表します」
「「「はァい！」」」
「おぉ！今からポジションを発表するそうです！」
「1番、ピッチャー愛華！」
「はい！」
「2番、キャッチャー優里亜！」
「はーい」
「3番、ファースト瑠亞！」
「はぁい」
「4番、セカンド瑠偉！」
「はい」
「5番、サードゆら！」
「はいっ」
「6番、ショート、はうちがやります」
「7番、レフト結菜！」
「はい！！！」
「8番、センター梨花！」
「はいぅ！」
「ハムボすんなぶちのめすぞ」
「ごめんて」
「9番、ライト莉音！」
「はい」
「以上！」
「「「はーい」」」
「莉音さん、試合に出るんですね！おめでとうございまs「キャッチボールするので…カメラ割っちゃいそうなんでベンチにいてください」ア、ハイ」
「莉音強し」
「ﾌﾞﾌｫｗｗ」
「殴りますよ」
「「すいません」」
「よろしい」
＿守備タイム(1回オモテ)
「ふぅ…ｯコーーイ」
うちの部ではこれをやらないと後でぶちのめされる。(精神が)
「うわっ！？」
「結菜！！」
えぇと、状況説明するね、まずレフトにボール行くでしょ、で、結菜取ろうとして足捻るでしょ、ｆで、こけるでしょ、ボール当たるでしょ、それを先輩が察知。それだけ。
＿タイム＿
「結菜、大丈夫！？」
「はい、大丈夫です」
「いーや、だいじょばない。莉音！」
「はーい！」
ボクの手にはコールドスプレーと湿布。あと氷袋。
「はーい、冷たいよ〜」
コールドスプレーをかけ、湿布をはる。
「で、はい。頭乗せとけ」
「…ん」
「先生ー、紘奈レフトで出まーす」
「はーい」
＿＿結局、9対6で勝利を収めた。
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