６３話 ページ24
ちかくんが少しだけ前に出て歩いていく。
もう表情を見せてくれることはないんだろうな、と想像がついてはいる。ねえ、ちかくん無言なのは意識してくれたからですか？
「なんで、そんなこと言ってくれるんだよ。酷いこと言った奴なんだよ？」
後ろを向きながらちかくんが話しかけてくる。まだ、悩んでいたから話しかけてくれなかったんだと、落胆してしまった 私の気持ちには気付いてもくれていない。
今思えば、どうしてこんなに好きなのか？こんなことすら思い出せなくなるくらいには、想いがつもりに積もってしまってる。もう、止まらないんだよ。
止めたくないんだよ？？
「ひとーーつ！私は、ちかくんが好きです！」
驚いた顔をしながら私と目線を合わせてから、赤面するちかくん。つられて、ぼっと熱が帯びる。
でも、後悔はしてません。
「ふたーーーつ！文化祭が終わった後に、お返事、最後の返事をください！これで、諦めるから。本当の、友達にもどるから。」
なんだか涙が出てくる。やだなぁ、自分。もっと頑張れよ、もう少し、もう少し…
「みっつ！意識してください、考えてみてください、ちかくんの隣には誰がいてほしいのか。」
ポタポタと涙をこぼしてしまっている私をみても、ちかくんは動けずにいる。
こんないきなり言われても、動けないよね。
「おやみなさいっ！」
今日最後の笑顔で、本当は文化祭が怖くなってしまいそうなんて言えなくて。
走って家に駆け込んで、心配そうな顔をしたお姉ちゃんを横目に今日を終わらせてしまいました。
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はちみつ檸檬 - meeaya55さん» リクエストありがとうございます！！ゆっくりにはなってしまいますが書きますので、よろしくお願いします！ (2020年4月30日 23時) (
レス) id: 830b650e57 (このIDを非表示/違反報告)
meeaya55(プロフ) - 番外編で数年後の2人の話を見てみたいです。 (2020年4月19日 13時) (レス) id: 35fcdca045 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ檸檬 - ファンミさん» 有難うございます！！コチラでもがんばりますので！ (2019年7月28日 14時) (レス) id: 5964d6c924 (このIDを非表示/違反報告)
ファンミ - こちらでも、応援してますね!更新、頑張ってください!! (2019年7月27日 20時) (レス) id: c64ff5576e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちみつ檸檬 | 作成日時：2019年7月25日 10時
