先輩マネ、後輩と付き合ってるんだってさ

3．後輩は相変わらずでございまする ページ4

「千紗先輩素敵です！！」


「末次さんはぁ、そういう浴衣ぁ似合いますねぇ〜！」


はいっ、女子に最初に褒められるパターン多いよねーー。でも、褒めてもらえるって嬉しいよね！！



「似合ってるね。」

「ありがと。」


おいおいおい！！咲良さんと志戸さんは仲良くしてらっしゃいますねぇー。裏切り行為ですかぁ？あぁ？



「千紗さん、きれいですよ。」



しれっという国見の格好はあまり見たことない爽やかな私服だった。

淡々というから、すぐに反応できなくて、固まってしまった私。



「千紗、先輩、？」



う、うわぁー、立花心配してるし！

別に、言われて嫌な思いをしてる訳じゃなくて、恥ずかしいんだよ！！


なんか、なんかずるい。あんなカッコよくスマート言うなんて。




「国見も、かっこいいよ。」


やり返してやろうとしたけど、私の顔はりんごだわ。真っ赤だよ。




「真っ赤ですよ？」

「うるっさいな、っ！」


恥ずかしくって、照れ隠し。なんだか、幸せすぎない…？




「ちょっと！イチャつかないでよ〜！！」



「及川、邪魔すんな！後輩の恋くらい応援しろよ！」


あ、幸せじゃない、平和か。







「及川、そんなんやってるとモテないよ〜」

「モテてるから！！」





こうしていつも通りの生活に戻っていく。



今までと違う恋人を連れて。







「国見、後で抜け出そうね。」

「っ！はい。」

4．色々省く、それが小説の極意である→←2．たまには友達に協力を要請するべきである！

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