26、卵かけご飯って美味しいね ページ27
キラッキラの笑顔で私達に話しかけてくる姫宮。
こんなに早く来てしまうことを分かっていたのか、体育館の鍵を持っている。…まあ、予備の鍵を持っていったということはバレたらヤバイんだけどね。
「なんで、こんな時間に来てるんだ…?」
大山の疑問に同意。私たちの思考回路が一緒で、こんなに早く来てしまったのは分かってる。でも、姫宮がこんな時間に来るのはおかしいんだよね…
「だってぇ、末次さんはぁ悩んでてぇ、大山さんはぁ末次さんに告白したこと、公開してるみたいだったからぁ。二人とも同じようなこと考えそうじゃないですかぁ。ってことでぇ、早く来がちなぁ末次さんに会わせてみたって言うかぁ〜?賭けてみたかんじですぅ」
早く来る癖何てつけたくなかったけど、お前のせいでついたんだぞ…?と言ってやりたいところだけど、姫宮のお陰で二人きりの状態から抜け出せたのはありがたい。
なんか、不覚だな。
「お、あ、ありがとう!?じゃ、準備でもす、するわ!」
大山は色んなことに焦り、私たちから逃げていくかのように倉庫の方へとかけていった。
そんな大山は見もせずに、私のことばかり見てくる姫宮。
なんだか、昨日の国見と似ているようで居心地が悪い。なんだろう、この感じ。
「末次さんは、大山さんに告白されたことでぇ悩んでる訳じゃないんでしょ〜?国見、のことで悩んでるんでしょぉ?」
いつものふわふわした口調でずっともやがかかっていた私の心をスッキリさせるものだから、この子が少し恐ろしいんだと思う。
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はちみつ檸檬 - 薊さん» ありがとうございます!テンポはやすぎるかな…?なんて悩んだりとかもするので、そういってもらえると嬉しいです! (2020年5月5日 13時) (レス) id: 830b650e57 (このIDを非表示/違反報告)
薊 - この疾走感好きです (2020年5月5日 1時) (レス) id: c593b9094d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつ檸檬 | 作成日時:2019年6月29日 22時