先輩マネ、後輩と付き合ってるんだってさ

21、こ、このシリーズこそイチャイチャ書くからな！！(フ、フラグ…！？) ページ22

「あ゛ーー！！！なんでこんなに走るのよっ、大山！！」


私の腕を引っ張りながらこんなところ、恒例行事をやりがちな屋上に連れてきたのは大山だった。


こういう場合は及川とか花巻が連れてくから変な感じ。あれ、まてよ。ここで叫んだりするのとかって結構バレる…？？いやいや、なんで叫ぶことが前提なんだよっ！？



「お、俺現場にはいなかったけどさ、さっき通路で話してたのたまたま聞いちゃって…」

叫ぶことしか頭になかった私とは違って、悲しそうな声で予想外の話をしだす大山さん。

正直なことを言うと、そっちかよっっっ！！！って気持ち(笑)



まあ、たまたま聞いてたら気になるもんか。大山はプレイは冷静なくせに、私生活ではポンコツだったりする。勉強できなかったり、気になることはずっと聞いてきたりとかね。



結構純粋なんだよね。誰かと付き合ってるとか聞いたことないし。



好きな人〜〜てのは、バレーボール、部活が落ち着くまで作らないとか思ってるんだろうなぁ。モテ
るんだけどねぇ。

こんなことをのんきに思っていた私に聞き間違えたかと思う発言が、耳に入ってきた。






「末次！！国見は、浮気するようなやつなんじゃないか？俺だったら、絶対に大切に出来る！！
　国見じゃなくて、俺のことを見てみてくれ！ 好きだ、末次！」

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