19、付き合うはゴールじゃない! ページ20
有藤さんの登場によって、立花の怒りの矛先が有藤さんへと変わる。
「あ、な、たぁぁぁぁ!!!有藤宇美!!!どうして、ここにいるのよ!!邪魔ってなに!?」
怒りに怒った立花が殴りかかる勢いで有藤さんに話しかける。
そんな立花に脅えることもなく、有藤さんも勢い強く話しかけてくる。
「別にー。英が来たのは、私のことを大切に思っているからこそでしょ??それを山脇さんに強いられても困るんですけども…。そんなに英を責めてどうするんですか〜?」
へらへらした顔で立花を煽っている。
そんなところに凶器すら感じる。
国見は真顔、立花は血が登ってるし、私は…
「はーーーい、ストップ。それと、国見はなんかいってやれよ。こんな不安そうな顔させんな。」
花巻が私の後ろに立って右肩に手をのせてきた、松川は私の左隣に立ってきてくれた。
なんだよこの安定感。
不覚にも安心してしまった自分が…。なんでこの二人が来たら、良い感じに収まるように感じるわけ?
「お二人さんとも、こんなところでなにやってるんですか?あと、国見は彼女を優先させるべきでしょ?」
松川が国見に言い放つと、国見は私から目をそらした。
「解散、しなよ。練習だろ?ほらほら、いきますよ末次さーん?」
そういった花巻と松川に引っ張られながら、固まってしまった三人をおいて体育館に着くと、なんだかほっとして、涙が出てしまった。
20、心が綺麗な人はかっこいいよね→←18、作者的には末次好きなんですけどね、悩ませがち
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はちみつ檸檬 - 薊さん» ありがとうございます!テンポはやすぎるかな…?なんて悩んだりとかもするので、そういってもらえると嬉しいです! (2020年5月5日 13時) (レス) id: 830b650e57 (このIDを非表示/違反報告)
薊 - この疾走感好きです (2020年5月5日 1時) (レス) id: c593b9094d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつ檸檬 | 作成日時:2019年6月29日 22時