後輩マネと彼氏の浮気現場見てしまいました。ふっざけんなー！！ 3

129　中間の季節は洋服決めづらい ページ46

やー！皆ー！！喉から心臓出るほど緊張してます。


もうテンションもおかしくなってます。

今日が発表日。もう少しで発表。


今日、誰が行くのかが決まる。




「ああ゛ーーーーー！！！反吐でそう」


「汚い事言うな。付き添ってあげるから。途中まで。」


「途中までじゃんか〜〜〜！！」

朝に来てくれた親友を連れて体育館に向かっています。

朝には皆さんに挨拶してから２軍の子の練習を見る。


それも今日で最後か…




「頑張んなよ。」

ぴっとりとくっついてたのを剥がし、背中を優しく押される。

ちょっと荒いけど優しい。それが咲良。


「あ、ありがとう…咲良！！」

「死亡フラグみたいだからやめな(笑)」

そんなこと言うなよ…



「いざ、出陣っ！」


…ノリだよ！ノリ！





「皆さん、集まって下さい。これから発表します。合宿に行くメンバーを。」


静まり返る体育館。


こんな予定はなかったけれど、なるのも分かっていた事。









「今回合宿に行くメンバーは、大山誠、村木奏、宮坂佑樹、以上です。」






これが決まることによって、３年の一軍にあがる可能性はゼロに等しい。






「ｯｯ!!す、末次！！お、俺らは、俺は…どうすればいいんだよッ」


当たりたくもないだろうし、でも誰かのせいにしないとやっていけない。


そんなこと、分かっているから。

だって、マネージャーの先輩だって泣いていたもの。


どうしてあいつ等を行かせてやれないのかって。



「そ、それ「末次、喋るな。今日の練習は解散だ。立て。おつかれっした！！！」


「お疲れ様ですっ！！！」

いつも通りのみんなの声がこだまする。


あぁ、先輩。あの時言ってた意味がやっとわかりました。






言う方が怖いんだ。


今分かるなんて…

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