後輩マネと彼氏の浮気現場見てしまいました。ふっざけんなー！！ 3

104　驚きすぎると一瞬全てがとまるよね ページ21

「次の練習はサーブです。」

毎年ある夏合宿。

この合宿は基本一軍のみが参加出来る合宿。

この合宿で部員たちの欠点等を見つけて、改善していく為に毎年やっている。

これも大切な理由だけど、本当の意味は一軍メンバーを変更するかを考えているのだ。

有能な２軍メンバーを数名連れていき、一軍のメンバー替えを考えているのだ！

これは今年だけじゃなく、去年も、一昨年も、きっと昔からあるのだと思う。


そしてここで活躍するのがマネージャー！！


一ヶ月ほど前から２軍の練習を見て、誰なら一軍でやっていけるのかを考え、コーチと監督と話し合い、選抜する。



他所のマネージャーはしないだろね！！


ここの監督は荒いぞ！！



「ナイッサー！」

２軍は、教えてくれる人がいない。

コーチと監督が交互に来て、教える。

ずっと見てくれる人などいない。




「雑食性がある奴が多いんだよね…」


ここで辞めずにやっていける人達は、緩くやっている人か一軍に上がりたくて上がりたくて仕方ない人のみ。

　
ここから選抜しなきゃいけないだなんて、無慈悲なものだと思う。



「私が決めるのか…」

でも、そんな無慈悲なことを最終的にするのは私。

慎重に行かないと…




「末次さーーん♡♡♡♡♡」


この声って…




「姫宮っお前か！！」


「はいっ、姫宮ですぅ♡♡♡なんで二軍にぃいるんですかぁ？二軍はぁ、山脇さんがぁ面倒見ればいいじゃないですかぁ？」


は？


「末次さんのほうがぁ〜、花の一軍に似合いますよぉ〜♡♡」

どうしてそんなこと言えるわけ？

二軍のみんなドン引きだよ？


「一軍行ったほうがいいですよぉ〜ねぇ？」

はぁ…






「ふっざけんなー！！

　二軍のみんなも一軍に負けないくらい頑張ってんだよ！何も知らない姫宮がそんなこと言っていい
　権利はない！

　早く帰んなっ！」


つい、叫んじゃったな… 終わったわ。

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