133 ページ41
貴方side
「爺ちゃんと俺の“特別な存在”を、侮辱するな!!!」
そう善逸は、しっかり、目を見て、言った。
「特別な存在」。その羨望や家族愛は、きっと永遠に善逸の胸を灯し続けるんだ
家族として愛していた、兄弟子として尊敬していたと。
「な、なにすんだテメェ!!お前、こんなことしてタダで済むとでも…!!」
善逸「…あぁ、なんとでもしろよ。俺の兄貴のことを悪く言うやつの御仲間なんざ御免だね。」
「んだとコイツ…!!さっきから黙って聞いてりゃ!!!」
と、殴られた隊士側も善逸を殴り返そうとしたが、ハッとした表情になり、拳を収めた。
流石に我に返ったか、、と此方も安堵していると、その表情はまぁなんとも悪の顔をした、ニタァと効果音が着きそうな顔付きへと変わった。
「…そういえば、お前も聞くところによると壱ノ型しか使えないらしいな。」
「あぁ〜…なんか聞いたことあるわそれ。
他の型使えないとか不便じゃね?大丈夫?」
俺らが守ってやろうか〜??(笑笑)
ケラケラと笑う隊士達は、今度は獪岳ではなく善逸を見下し笑ってきた。
先程上り詰めていた怒りが再沸騰するのがわかる。本当にコイツらは何なんだ。
「特別だかなんだか知らねぇが、お前ら兄弟揃いも揃って呼吸使えずじまいかよ。」
「それに壱ノ型ができて壱ノ型ができないとか、随分と仲良しじゃねぇか」
そうその隊士達は、嘲笑うかのように2人を貶した。
ブチブチブチッッ!!!と私の青筋が立ったのがわかった。もうこれは我慢できない。
『……いい加減にしてもらえます?』
・
それぞれの愛の与え方と受け取り方。
どうすれば心が満たされるのか。
それがズレてれば、救われることはない。
あんな終わり方はしてほしくない。させたくない。原作なんて関係なしに、心の底からの私のエゴだ。当然土足で入っていい事ではないだろう。本来はもうアレでいいのかもしれない。でも私は嫌だ。
私は、嫌だ。嫌なのだ。
《畜生畜生!!やっぱりあの爺 贔屓しやがったな!!
お前にだけ教えて俺に教えなかった!!》
《違う、爺ちゃんはそんな人じゃない》
《これは俺の型だよ。俺が考えた俺だけの型。
この技で
いつかアンタと肩を並べて戦いたかった…》
こんな兄弟の結末を見るのは、もう御免だ。
1599人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
タラの芽(プロフ) - ふぐ太さん» あっ……(( すみません、私のミスです( ; ; )編集で変えておきます(涙)ご指摘ありがとうございます!! (2020年7月25日 19時) (レス) id: 6415e4a710 (このIDを非表示/違反報告)
ふぐ太 - あの、「無惨様」って言っちゃってますが、呪いは……? (2020年7月25日 13時) (レス) id: 0b66878cc1 (このIDを非表示/違反報告)
彩女(プロフ) - タラの芽さん» なるほど...!私の作品は特にないのでイラストを投稿する専用の作品(?)作ってみますね! (2020年7月19日 17時) (レス) id: f1412afcb5 (このIDを非表示/違反報告)
タラの芽(プロフ) - 彩女さん» ありがとうございます!!!(涙)今までは作者様が作品の中で載せて、それをコメントで知らせて、私がそのページに飛んで見る、という感じだったんですが…もっといい方法ありますかね…私もそこらへんの知識は欠けているので分かりません…すみませんんんん(涙)(涙) (2020年7月19日 17時) (レス) id: 6415e4a710 (このIDを非表示/違反報告)
タラの芽(プロフ) - あっこさん» いやいやもうこちらこそでございます(日本語)あああなんてお優しい、、ご期待に添えれるよう頑張ってまいります……!!!! (2020年7月19日 17時) (レス) id: 6415e4a710 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:タラの芽 | 作成日時:2020年6月14日 21時