104 ページ12
貴方side
『善逸くん…!!』
善逸「…!?Aちゃん!?!」
善逸は私を見つけた途端、すごい勢いで此方へ向かって走ってきた。
『うぉっ…ちょ、どうしたんですか?
あ!そうだ、あの、乗客のみなさんの誘導ありがとうございます!』
そう言うと善逸は俯きふるふると震えていた。
『?だ、大丈夫ですか…?』
善逸「も、もう…
良かっだあああああああああ!!!」
『!』ビクッ
善逸「もう!!なんか気がついたら鬼の音はしないしッ!!?
代わりに乗客の人達がギャーギャー騒いでて音がうるさいしさ!!?!
Aちゃんはいないし!!
本当よかっだ…無事で…(涙)」
そう涙声で叫びながら乗客の騒ぎ声に負けないくらい大声で話す善逸。
『ご、ごめんなさい…
でも今は…!』
善逸「ああもう分かってるよ!!乗客の人達でしょ!!!」
キーッと言いながらそれでもテキパキと動いてくれる善逸。うーんやっぱり好きかな。(尊)
__
____
無事に乗客のみなさんを誘導し終えたところで、善逸に所々傷があるのに気付く。
『善逸くん、』
善逸「ん?なぁに、Aちゃん。」
『…天の呼吸 壱ノ型 晴天乱流』
善逸「えっ!?呼吸…!?
あ、そういう事か…」
少し善逸の体が強ばったあと、本人が納得したのと同時に善逸の肩の力が抜ける。
すぅ…と消えていく善逸の傷。
『…よし。よかった。これで大丈夫ですね。』
善逸「相変わらずすごいなぁ…ありがとう。
…でもAちゃん、無理しちゃだめだよ?
このくらいの傷なら直ぐに治せるし。」
『何言ってるんですか、ダメですよ。
私がそんなこと見逃せません!』
善逸「ん、んん〜?だけどねぇ?」
と、善逸がなにか言いかけようとした、その時。
ドォォォォォォォンッッ!!!
___________そ̀れ̀は急にやってきた。
『!!?』
善逸「うぁっ!?!ちょ、何今の音!?!?!
乗客も鬼ももう
列車に居ないはずだよね?!?!」
『…いません、でもこれは…』
善逸は爆音がした後、なんだなんだとまた震えていたが、何かに気が付きハッとして、味が困惑から絶望に変わった。
善逸「……ま、まって、何、こんな…今まで聞いたことない…
こんな音の鬼なんて…」
1599人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
タラの芽(プロフ) - ふぐ太さん» あっ……(( すみません、私のミスです( ; ; )編集で変えておきます(涙)ご指摘ありがとうございます!! (2020年7月25日 19時) (レス) id: 6415e4a710 (このIDを非表示/違反報告)
ふぐ太 - あの、「無惨様」って言っちゃってますが、呪いは……? (2020年7月25日 13時) (レス) id: 0b66878cc1 (このIDを非表示/違反報告)
彩女(プロフ) - タラの芽さん» なるほど...!私の作品は特にないのでイラストを投稿する専用の作品(?)作ってみますね! (2020年7月19日 17時) (レス) id: f1412afcb5 (このIDを非表示/違反報告)
タラの芽(プロフ) - 彩女さん» ありがとうございます!!!(涙)今までは作者様が作品の中で載せて、それをコメントで知らせて、私がそのページに飛んで見る、という感じだったんですが…もっといい方法ありますかね…私もそこらへんの知識は欠けているので分かりません…すみませんんんん(涙)(涙) (2020年7月19日 17時) (レス) id: 6415e4a710 (このIDを非表示/違反報告)
タラの芽(プロフ) - あっこさん» いやいやもうこちらこそでございます(日本語)あああなんてお優しい、、ご期待に添えれるよう頑張ってまいります……!!!! (2020年7月19日 17時) (レス) id: 6415e4a710 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:タラの芽 | 作成日時:2020年6月14日 21時