目が覚めたら産屋敷邸だった件。3

【竈門炭治郎生誕祭】番外編 ｢私のお日様｣ ページ45

作者の最推し炭治郎くん…！！ハッピーバースデー！！( ; ; )
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貴方side



突然だが、私は今ものすごく悩んでいた。



『うーん…どうしよう…でも…あー、むり、コミュ障、むり、…』




『おめでとう、なんてそんな最推しにおこがましいくて言えるわけない…』




そう、その理由は、何を言おう、今日は我らが長男、炭治郎の誕生日なのだ。




『はぁ…ここはやっぱり自然な流れで言うしか…』


｢何を言うんだ？｣



『えぇ？んだから、今日はせっかくの長男はぴば……………』



｢？ちょうなんはぴば？｣









__________しまった。集中していてつい舌に味がしていることも忘れていた。





壊れたロボットのようにギギギと首を固く回し後ろを見る。




きっと私は今善逸にも負けないくらいすごく青ざめた表情をしているだろう。




首をこてんとしてそう訪ねてくるのは





｢どうした？A、何かあったか？｣




私の悩みの種、炭治郎だった。




『う、っぬぉああああええええ！！！！！！！？？？？』



炭治郎｢うおっ！？な、A？！
どうした？何かあったか？｣



ズイズイと、どこか体調でも悪いかと悪気100パーセントなしで近づいてくる炭治郎。



『いいいいいいいいや、だだだ大丈夫ででです』




貴方のこと考えてました()なんて言えるわけねぇ！！！！




炭治郎｢ほ、本当か？動揺がすごいぞ？;｣



『ｱｯもうぜんっぜん大丈夫ですね(早口)』




炭治郎｢……嘘の匂いがする。｣







おおっとお？炭治郎さん？今鼻使うのはダメだよ？なに？この嘘発見器反則技だしてくるんですけど？？？？？(抗議)





『い、いやぁ〜なんででしょうね〜？ﾊﾊﾊ』←




炭治郎｢…A。Aはいつも無理することが多いし俺たちに心配ばかりかけるよな。｣


『うっ…そ、れはすみませんほんとに…』


炭治郎｢まったくだ。
……なぁ、A。
何かあるなら、蝶屋敷の人達や御館様に相談するのも良い。
俺たちは、…俺は、そんなに頼りないか…？｣






くぅーんと耳が見えてきそうなくらいにしょげる炭治郎。
くっ…あ、あざとい…わざとか、無自覚かそれは…！！








というか、なんか変な方に誤解されてない…？私そんな重大な悩みとかじゃ…





『え、と、あの、違うんです。
私の周りの人は勿論、炭治郎くんも物凄く頼れます。
ただ、今悩んでるのは違うことで…』

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