目が覚めたら産屋敷邸だった件。3

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Noside







『…？あれ、ここ…』







Aが目を覚ますと、そこは蝶屋敷で
病室に1人で立っていた。







『なんで私……眠ったはずなのに…』









うーんと周りを見渡すがやはり蝶屋敷で、なぜ自分が起きているのかAは益々混乱した。









『ん〜？？どうなってんだ…
知らない間に元気になってたとか？
まあいいや、とりあえず扉を開けて…』









そうAは扉の手に手をかけると、
スカッとそれはすり抜けた。









『…え？』





『………み、み間違いかなぁ？？？』





そう何度も触ろうとするが、触れることすらできない。



なんで、なんで、と言いながら扉に手をかけてみるが扉自体が何度もすり抜ける。









『なんなの、これ…一体どうなって…』









｢まあ今の貴方ではそうなってしまうわね。｣





Aが扉の前で立ち尽くしていると、突然後ろから声が聞こえた。









『こ、この声…』









｢…なんか自分なのに初めまして、って感じするわね。




初めまして、私。｣









バッと振り向くと、そこにはAと瓜二つな…
いや、Aがいた。









『え、は、、？わ、私、なの？』









｢うーん。まあ細かくいえば貴方の中にいる私かな。
魂って言うやつ？｣









困惑するAとは反対に、随分と気軽そうに話すもう1人のA。








『た、魂？』









｢貴方…まあ、私の中にいる私って感じ？

あ、あれだ、あの下弦の壱の血鬼術であったでしょ？精神の核ってやつ。

あんなおっかないやつじゃないけど、
簡単に言うとそれと似てて、






貴方の中の軸になってるのが今ここにたってる私、っていうこと。｣









_______________


皆様お待たせしました！！

応援コメントめちゃくちゃ来てて超嬉しくて、勉強する活力にさせていただきました……

来週も週4でテストあるのでこういう日があると思うんですけど、なるべく1日1話は更新したいと思ってるので頑張ります✌('ω')✌

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