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貴方side
『(……あー、キリがないぞこれ)』
炭治郎と伊之助を背に、猗窩座と対峙している私は眉間の皺を深めた。
列車の脱線を防ぐために呼吸を使い体力もすり減っていっている中で、
腕や足、胴体にどれだけ斬りかかっても余裕そうにすぐ回復する猗窩座の身体。
そもそも
何故私が戦闘に参加出来ているかと言うと、
話は半刻前程に遡る。
________少年も弱くない、そう言った後で煉獄さんが、カチャリ…と刀を構えるのと同時に、私も少し後ろに立って構えた。
煉獄「…!お嬢!」
炭治郎「A!!?だめだ、俺たちでは…!!」
『戦わせてください。炎柱様、炭治郎くん。
…お叱りは後で受けます。』
炭治郎「何言ってるんだ!!!自分が何をしようとしているかわかってるのか!!??!」
『炭治郎くん、戦場なのですから少し落ち着いて…』
炭治郎「落ち着いて居られるわけないだろう!!?何かあってからではもう遅いんだぞ!!?!」
『っ炭治郎くん…!!』
私が少し強めにその名を呼ぶと、炭治郎は泣きそうな顔をして此方を見た。
いつもならうっひょーーーー何その顔ちょー可愛いッッッ\(^^)/\(^^)/
っとなっているところだが生憎そんな空気ではない。
『…炎柱様、』
煉獄「……わかった。だが自分の身体が危険だと感じたらすぐに抜けるように。絶対に無茶をするな。」
『…了解です。』
_________と戦闘許可を貰い、私だけ加勢しているのだ。
(『…それにしても、女の人には攻撃しないってホントだったんだ…』)
もしかしたら…
『、炎柱様、あの鬼は私に傷をつけられないらしいですよ。』
少し含みが入ったことを言う。
「……成る程、ならばここは近距離攻撃を仕掛けるとするか。」
『…!さすが炎柱様。
察しがよくて安心しました。』
そう言うと次の瞬間には猗窩座の傍に駆け寄る。
猗窩座「!!」
その後も繰り出される私たち2人の技は凄まじい威力を見せる。
煉獄さんの炎を巻き上げるために風の技を出したり、彗星を落としたりなど、一人では出来ないであろう技を掛け合わせて猗窩座へ集中攻撃する。
その光景をずっと見ていた炭治郎が「すごい……」と言葉を零したのが聞こえた。
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タラの芽(プロフ) - ふぐ太さん» あっ……(( すみません、私のミスです( ; ; )編集で変えておきます(涙)ご指摘ありがとうございます!! (2020年7月25日 19時) (レス) id: 6415e4a710 (このIDを非表示/違反報告)
ふぐ太 - あの、「無惨様」って言っちゃってますが、呪いは……? (2020年7月25日 13時) (レス) id: 0b66878cc1 (このIDを非表示/違反報告)
彩女(プロフ) - タラの芽さん» なるほど...!私の作品は特にないのでイラストを投稿する専用の作品(?)作ってみますね! (2020年7月19日 17時) (レス) id: f1412afcb5 (このIDを非表示/違反報告)
タラの芽(プロフ) - 彩女さん» ありがとうございます!!!(涙)今までは作者様が作品の中で載せて、それをコメントで知らせて、私がそのページに飛んで見る、という感じだったんですが…もっといい方法ありますかね…私もそこらへんの知識は欠けているので分かりません…すみませんんんん(涙)(涙) (2020年7月19日 17時) (レス) id: 6415e4a710 (このIDを非表示/違反報告)
タラの芽(プロフ) - あっこさん» いやいやもうこちらこそでございます(日本語)あああなんてお優しい、、ご期待に添えれるよう頑張ってまいります……!!!! (2020年7月19日 17時) (レス) id: 6415e4a710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タラの芽 | 作成日時:2020年6月14日 21時