目が覚めたら産屋敷邸だった件。2

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貴方side


パカ、と箱が開き、小さくなった禰豆子ちゃんが出てきた。


(『うわぁ…ほんとに美少女』)


もうそれはそれは可愛くて可愛くてたまらない。


炭治郎が｢禰豆子！｣と嬉しそうに顔を明るくする。





すると禰豆子ちゃんは私を見たかと思えば｢むーーーーーっ！！｣




と走ってこちらにやってき、

飛びついてきた。



(『え？！大丈夫！？こんな美少女抱きしめるとかご褒美じゃない！？え？！？！？』)




きっと今のテンションは可愛い子を目にした善逸のテンションにも劣らないだろうと思う。




『あ、え、えと？』

と分かりやすく困惑すると、




炭治郎｢…Aが家族の誰かかと思っているのか…？｣


と炭治郎が言うので





え、まさかのお母さん？そんな老けてる？と思ったけど、




炭治郎｢…もしかしたら禰豆子は長女だったから、Aが妹に見えてるのかもな！｣


と炭治郎が言うので納得。







『ね、禰豆子…ちゃん。よろしくね…！』





ふふ、と笑って禰豆子ちゃんをみると幸せそうに擦り寄ってくる。
その姿がなんとも愛らしい。


姉のようなのに妹みたいだ。







善逸｢ｸﾞｩ……！！！これぞ美少女達の戯れ！！なんて幸せなんだ俺は！！｣









炭治郎｢…｣







善逸｢だから何なんだよその顔はーーーーーッ！！！！！？？？｣






と、この後もちろん善逸の｢こんな可愛いことキャッキャウフフしやがって！！｣のシーンもありました。最高かな。

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禰豆子ちゃんも眠り、私達も布団にはいる。灯りを消そうとすると、ふいに善逸が私の呼吸はどんな型があるのか、どうやって作ったのかを聞いてきたので話をすることになった。







『天の呼吸は全部で拾もの型があります。』







『壱ノ型は鬼には毒、人間には癒しとなる型、弐ノ型は慈悲が込められた鬼に痛みなく斬る型、…』







とそれぞれ説明していく。







善逸はへぇ〜！と興味津々、まだ話してなかった炭治郎は自分で作ったのか！？と驚いていた。(因みに伊之助は寝た)






『天の呼吸は天気をイメージして作ったんです。晴れ、曇り、霧、雨、雷、風に嵐、彗星や流星、月をイメージして作りました。』






そこからは、
炭治郎が水の呼吸で使っている干天の慈雨と似ている型があること、







善逸とは霹靂一閃と似ている型があることを話し、





色々談笑していると、








そのままいつの間にか寝落ちして翌朝を迎えていた。

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