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貴方side
『か、カナヲちゃん、おお落ち着いて、』
『えと、鬼はもう斬れたし、この傷も軽い傷で済んだから大丈夫ですよ。』
そう言うと少し不服そうに「そ、そう…?」というカナヲちゃん。
それでも心配してきてくれるので話を逸らした。
『あっえと、私、、、カナヲちゃんとの合同任務、まだないから、いつか行けたらなぁ〜って、思って、マス。』
ちょっと最後中国人レベルだったけど気にすんな()
『か、カナヲちゃんの、花の呼吸、またみたいですし…』
そう言うとカナヲちゃんはぽぽぽと顔を赤くさせ、
カナヲ「そ、そうだね。行きたい。
わ、私も、Aの呼吸、ちゃんと見てみたいな…」
とさっきとは違って恥ずかしそうにいうカナヲちゃん。いやこれまじ尊いっす。可愛い。
『かわいい…』
カナヲ「…え?」
そう思っていると声に出てしまっていたらしい。詰んだな。
『あっ違っ!これは、えと…その…』
と、急いで顔の前で手を振って
ちがう、と表現するもあまり効果なし。
『…ごめんなさい。か、カナヲちゃんが可愛くって…』
カナヲ「?何言ってるの?Aの方が可愛いに決まってるでしょ…?」
素直に言うしかないか…と思って言ってみたら返ってきたのがまさかのコレ。え、どうしたさっきまでのかわいい美少女。
何言ってんだコイツみたいな顔で当然のように私の方が可愛いというカナヲちゃん。……とち狂ったのかな?((((
『…』^^;
カナヲ「…?」ニコニコ
二人の間に微妙な空気が流れたのは言うまでもない。
___
______
カナヲちゃんとの謎面会が終わり、再び廊下を歩く。するとアオイちゃんが洗濯やらなんやら忙しそうに動いていた。
(『せっかくだし、手伝おう。』)
『あ、あの、アオイさん。』
そう思いアオイちゃんに声をかける。
アオイ「!どうしました?」
『あ、あの、私、も、手伝います…!』
アオイ「!」
アオイちゃんは驚いたように目を開く。
アオイ「…大丈夫です。鬼殺のお仕事をされている方は休んでいてください。」
私には、このくらいのことしかできませんから。
そう伏し目がちに言うアオイちゃん。
アオイちゃんからする今の味は
悔しい、
悲しい、
苦しい、
申し訳ない、
そんな味だった。
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奥山乃愛(プロフ) - 私鬼滅の刃のキャラ全員好きなんで累がもし生きてるなら嬉しいです……… (2022年6月9日 18時) (レス) @page19 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - すいません質問です!この小説累って生きてますか? (2022年6月9日 18時) (レス) @page11 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ぴゃさん - 自分の名前でやったら無事キュン死できましたありがとうございました (2020年11月7日 14時) (レス) id: e5f52d7032 (このIDを非表示/違反報告)
MAER - こんばんわ!素敵な作品ですね!応援してます:) そういえば68話の最後の方「なほ」が「かな」になってましたよ! (2020年7月26日 22時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
コットンキャンディー(プロフ) - ちょっと遅れましたが続編おめでとうございます!短編?面白かったです!体調に気をつけて下さいね(*^^*) (2020年6月16日 23時) (レス) id: 5295ad42ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タラの芽 | 作成日時:2020年5月29日 14時