目が覚めたら産屋敷邸だった件。

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貴方side


そこから大体の自己紹介が終わり、また善逸から求婚されたが炭治郎が引き離してくれた。






鼓の屋敷へ行く道中、あのおにぎりシーンが見れるとワクワクしていた。





(『さぁ善逸！渡すんだ！さも元から自分のおにぎりだったかのようにそのおにぎりをきっれーーーに真っ二つにして割って炭治郎に渡せ！！←』)






炭治郎｢それしか持ってないから…｣

善逸｢…ほら、半分。｣

炭治郎｢…！いいのか！｣





……はぅわァァァァァァ〜！！！！()





ありがとうございますもうこれおにぎりの呼吸 壱ノ型 半分こ ですよね！！ハイ！！




善逸｢…Aちゃん？大丈夫？なんか音が…｣




炭治郎｢ああ、匂いもなんか…｣




『…うぇあ！！？え、えと大丈夫ですすみません…』





そうだ、危ない危ないこの2人はちょっと違うんだった。




炭治郎｢そうだ、A、Aは最終選別で俺の傷を治してくれたよな？｣





『あ、はい。』




炭治郎｢そのあと体もすごく楽になってな！帰ってから鱗滝さん…俺の師匠もびっくりしてたんだ！｣






｢あっ俺の師匠は…｣と楽しそうに鱗滝さんの話をしてくれる炭治郎。本当に大好きなんだな、と見ててわかる。








私が思わずふふっと笑ってしまうと舌がチクッとした。からい。誰か怒ってる…？




ふと隣を見ると善逸がキーーーッっとこちらを見ていた。






『あ、あの善逸くん？どうかしましたか…？』






何かやらかしてしまったか。ハッ…もしかして炭治郎ともっと話したかったとか…！？嫉妬！？え！？




そう思っていると




善逸｢炭治郎ばっかりAちゃんと話しててずるい！！いいよなお前は話せる話題があってよ！！｣




…どうやら違ったらしい。



炭治郎｢善逸！Aは優しいから何を話してもきっと相槌を打ってくれるぞ！｣



善逸｢それは俺が痛いほど知ってるよ！！｣




それから最終選別での事を善逸は炭治郎に話していた。





炭治郎は｢そうなのか！Aはまだ小さいのにすごいな！！｣と言ってくれた。





私はついその笑顔と言葉にやられてしまい善逸に｢何その音！？｣と言われてしまった。








(『っていうかずっと前からめっちゃ心臓バックバクなのよね。』)







炭治郎、私、善逸の順で横に並んで歩いている。







……両手に花とはこういうことか。







でも取り乱せば音で気づかれてしまうため一生懸命押さえ込んだ。

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