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貴方side
帰ってくるとカナヲちゃんが石の上に座って待っていてくれた。
『…!ま、待っててくれたんですね!』
カナヲ「…別に…銅貨を投げて決めただけ…」
『そ、そっか…』
私は投げずに決めて欲しかったんだけどな…
ボソッと呟く。
カナヲ「…どうして?」
『え、!?えっと、、、私は、あなたに自分の思うまま生きてほしい、から……』
カナヲ「……どうでもいいの。だから自分で決められない。」
『じ、自分で決められないわけじゃないと思います…!ただ、あなたは少し言葉を表に出すのが苦手なだけじゃないかな…?』
『わ、私も人のこと言えないんですけど…』
カナヲ「…?」
あ、ちょっと言いすぎたかな…
でも
『あなたは、あなたの思うままに生きていいと思います…!それに、その方が、ずっとずっと、楽しいはずです、!
今、私たちには鬼っていうのがいて、理不尽な世の中かもしれない、けど、
でも、この世界はさ、案外、捨てたもんじゃないんです。優しい人達もたくさんいます。
きっと、あ、ありのままの、あなたの姿を受け入れてくれる人ももちろんいると思うんです。
例え周りがその心を受け入れなくても、
わ、私は……!!』
あなたの心を受け入れます
あなたが私を受け入れなくても
そう少し笑って言った。
『そ、それに、私だけの気持ちだとは思いますが、実はお友達になりたいなぁとも思っています…』
カナヲ「!!」
(『や、やば、言いすぎた…?』)
『ご、ごめんなさい!き、気にしないで、ください…ただの押しつけですのねこんなの…』
カナヲ「……いい。」
『…?え?』
カナヲ「あなたと、一緒に、食べてもいい…?これ…あなたが採ってきてくれたもの。」
『…!はい!』
カナヲ「…あと、」
『?』
カナヲ「わ、私も、貴方のこと、知りたい。」
『!!』
いつものニコニコとした笑顔ではなく、本心で微笑んでくれたような気がした。
カナヲ「それに、その……お、お友達……にも、なりたい…」
もじもじと照れながらそう言うカナヲちゃん。
『……も、もちろんです…、!』
(『まじかわいい天使かよ。』)←
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ひー(プロフ) - マイケルワカメwwすごくツボww (8月2日 9時) (レス) @page1 id: c24c294ffd (このIDを非表示/違反報告)
ミク - 私も、マイケルワカメが面白かったwwww (2021年9月25日 16時) (レス) @page39 id: c0f1b840e0 (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん姫 - 名前のセンスがありまくりですね!尊敬をこえて讃えます。 (2021年1月9日 16時) (レス) id: cabfd4d154 (このIDを非表示/違反報告)
ぴゃさん - 焦ってる味ってどんな味なんだろ…今度友達が焦ってる時食べさせてもらおっ!← (2020年11月7日 14時) (レス) id: e5f52d7032 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - ぽむさん» 本当それなw (2020年6月6日 15時) (レス) id: 30bf734d60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タラの芽 | 作成日時:2020年5月23日 13時