──7── ページ8
__七日後早朝__
少女・黒「おかえりなさいませ」
少女・白「おめでとうございます、ご無事で何よりです。」
最終選別で残ったのはAを入れて五人のようだった。
「(うそ… たったの五人…!?)」
Aは目を見開きその場に佇む。
周りを見ると頭を抱える炭治郎。
何も喋らず蝶と戯れる少女。
?「死ぬわ、死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ。ここで生き残っても結局死ぬわ俺」
ブツブツと縁起でもないことをいう金色の髪をした少年。
?「で?俺はこれからどうすりゃいい。刀は?」
案内人の少女達にどんどん質問していく右目の下に傷が付いた少年。
白「まずは隊服を支給させていただきます。体の寸法を測り、その後は階級を刻ませていただきます。」
着々と説明を進めていく少女達。
黒「階級は十段階ございます。甲・乙・丙・戊・己・庚・辛・壬・癸。今現在皆様は一番下の癸でございます。」
「(多いな…)」
?「刀は?」
白「本日中に玉鋼を選んでいただき、刀が出来るまで十日から十五日となります。さらに今からは鎹鴉をつけさせていただきます。」
──パンパン──
──カーッ カァァ──
トッとAの肩に乗ったのは鎹鴉ではなく…
「え?鴉?これ、鷹じゃない?」
思わずすっとんきょうな声を発するが案内人の子はスルーして説明を進めていく。
黒「鎹鴉は主に連絡用の鴉でございます。」
「??? ……まぁ、宜しくね」
Aがそういうと鷹は返事をするようにAに頬ずりをする。
「ふふっ、可愛いなお前」
この時、金色の髪の少年──我妻 善逸──と炭治郎はAに恋に落ちた。
何故か?自然と溢れたAの笑みが可愛いかったからだろう。
鈍感なAは気が付かないままであった。
56人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ありま(プロフ) - 「近ずく」ではなく「近づく」が正しい語かと思います。ご確認ください。 (2020年1月12日 13時) (レス) id: f98bd03ab1 (このIDを非表示/違反報告)
1775 - 花帆さん» コメントありがとうございます!お褒めの言葉を貰えるとは…!支えになります、ありがとうございます! (2019年8月31日 8時) (レス) id: c25ea08818 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 炭治郎の短編面白かったです(*´ω`*)炭治郎がいてくれる安心感にきゅんとしました! (2019年8月30日 5時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆで卵 | 作成日時:2019年8月10日 14時