──言い伝え── ページ16
───母「半分鬼の私達が完全に鬼にならないで済む方法はこの世にたった一つしかないの」
「たった一つだけ?」
母「言い伝えがあるの“十六の誕生日に愛する者と接吻をすると鬼化を止められる”っていう言い伝えがね」
「お母さんも言い伝え通りにしたの?鬼化は止められた?」
母「えぇ、Aなら大丈夫。きっとかけがえのない人が現れるわ、きっと…」───
二人の攻撃は浅かった。
鬼が三人だと気付くのが遅かったのだろう。
全て鬼の急所を外れていた。
Aが感じた沼に潜り込む鬼の気配は全員同じだった。
一人の鬼が三人に分裂していることがわかった。
和「あっ!!」
──華の呼吸 壱ノ型 華一門──
──全集中・水の呼吸 弐ノ型 水車──
炭治郎の攻撃は浅かったが、後方に居たAの攻撃は鬼の急所をついていた。
Aは本体への攻撃を炭治郎に任せ、和巳さんと女性──トキエさん──を護る体制に入った。
鬼・2「貴様らァアアア!!」
炭・自「!?」
突然鬼が叫び出し、A達に良い放った。
2「邪魔をするなアアア!!女の鮮度が落ちるだろうがァ!!もう今、その女は十六になっているんだよ!!早く喰わないと刻一刻で味が落ちるんだ!!」
ゴボ と後方から出て来た鬼が前方の鬼を諭す。
鬼・1「冷静になれ俺よ、まぁいいさ、こんな夜があっても。この町では随分十六の娘を喰ったからな、どれも肉付きが良く美味だった、俺は満足だよ。」
56人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ありま(プロフ) - 「近ずく」ではなく「近づく」が正しい語かと思います。ご確認ください。 (2020年1月12日 13時) (レス) id: f98bd03ab1 (このIDを非表示/違反報告)
1775 - 花帆さん» コメントありがとうございます!お褒めの言葉を貰えるとは…!支えになります、ありがとうございます! (2019年8月31日 8時) (レス) id: c25ea08818 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 炭治郎の短編面白かったです(*´ω`*)炭治郎がいてくれる安心感にきゅんとしました! (2019年8月30日 5時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆで卵 | 作成日時:2019年8月10日 14時