負けるとかないから

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ヒロさんと臣さんを乗せてきた車に乗り込み、
アー写の撮影に向かった。


A「真名がいちまをやったのかな、広臣。」



メイク直しをしながら広臣に聞いた。



広臣「んー本当かどうかは分かんねぇーけどな。
俺は、真名がやったと思うな。」


A「だよね。私も思った。
今日のアー写撮影、来たらどうする？」


広臣「一応いつも通りかな。」


A「いつも通り＝無視じゃんか笑」


夜寝てないから眠い。壱馬の側についてたから。
壱馬の目が覚めて良かった。


広臣がメンバーとLINEして報告してる。
そこで私の携帯が鳴った。


TEL


A「もしもーし。」


なるせ「Aー？うちやけどさー、
ランペの壱馬くん大丈夫なん？」


A「何で知っとん？」


なるせ「Twitter。凄いことになっとる。
壱馬くんが救急車で運ばれたらしいとか、
壱馬！って叫ぶ声とかが聞こえたって。」


A「そう。車に轢かれた。昏睡状態だったんやけど、午後7時20分は意識取り戻した。

真名がやったかもしれんのよね。」


なるせ「はあ？真名が？壱馬くんを？」


A「そう。まだ憶測の範囲やけどな。」


なるせ「んーわかった。
じゃあ、あれ。ボイスレコーダーのやつ、聞いとく。
あと、竜也にも頼んどくね。」


A「ありがと。
今からアー写の撮影やから電話出れんけん、LINEしといてな。何かあったら。」


なるせ「分かった。じゃね。」


ブチッって音を立ててすぐに電話が切れる。
これはいつものこと。


広臣「なるせちゃん？」


A「そう。Twitterがやばいらしい、壱馬のことで。」


広臣「まじか。広報さん大変だな。」


A「一番大変なの、広報さんだよね。」


マネージャーのもう着くよー！っていう声が聞こえるまでずっと話続けてた。


あ、しーさんは病室にいたけど、
そのあとブラックペアンの撮影場所に向かって私の荷物とかを取ってきてくれた。

急いでたから忘れ物があったらしい。

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