負けるとかないから

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五時間、手術シーンの撮影を終えた。
それとともに、今日の仕事が終わった。


荷物の片付けをして、番組スタッフの呼んでるタクシーに向かおうとした時、


スタッフ「成瀬さん！！！

THE RAMPAGEの川村さん？
が交通事故に巻き込まれたって！」


という声が耳に入ってきた。

速攻でリュックを背負い、
スタッフのところへ向かった。


スタッフ「この病院に運び込まれて、
今、昏睡状態って聞いた！

部屋は一番上の奥！」


A「ありがとうございます！お疲れ様でした！」


そう告げて待機室を出た。

エレベーターに乗り込み、最高階に向かった。
奥の部屋に着き、

エレベーターの中でしーさんからもらったLINEで
壱馬の部屋の暗証番号を入れて鍵を開ける。



すると。



病室にベットに横になった壱馬と、

手足を縄で縛られ、口にガムテープが張られた医師と、

ナイフを持ち、私にナイフを向ける真名がいた。



何で真名が。

壱馬の部屋に？


真名「何しにきた。」


いつものぶりっこの声と違って、
低い低温だった。


A「壱馬に何した。」


向こうが真名がそのつもりなら
こっちだってやらせてもらう。

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