負けるとかないから

22 ページ23

あーやって首をコテンってしてきた広臣は
放っておいてー。


私はタクシーを捕まえに行く。


広臣「おい！ちょっと待てよ！A！」


置いてきた登坂くんが走って追いかけてきた笑


広臣「お前、置いてくとかないわー」


何回もないわーって繰り返す広臣。
それも無視してタクシーに乗り込む。


A「うおおい！」


広臣が乗り込んできた笑

どんだけ一緒に帰りたいの笑


A「えーと、LDHまでお願いします。」


とりあえず事務所までって告げた。


タクシー「お兄さんたち、カップル？
美男美女だからお似合いだよ。」


カップルじゃないんです。運転手さん。


広臣「そうですか？そんなことないですよ。
特にこいつとかかわいくないでしょ？」


何を言いやがる！登坂広臣！


A「ちょっと！酷いわぁ笑」


タクシー「仲いいねぇ。」



って会話してたら着いた。


お金払おうとしたら、広臣が


広臣「運転手さん、ありがとうございました！
これお釣要らないんで。」


って。


A「え、これくらい払わせてよ。」


広臣「いいの。いいの。黙って払われとけ。」


って。


運転手さんもニコニコしながら見てるし。


タクシー「それじゃあ、お幸せに。」


って行っちゃった。



そのあと、広臣とタクシー乗ろって話になったけど、
さすがに撮られたくないからね。

ちょっと遠慮した。


広臣「一緒に乗ればいいじゃん。」


A「真名、撮られたばっかじゃん。
私が撮られてどうすんの？

アイツにグチグチ言われるわ。
あんだけ言ったからね笑」


そうやって別れた。






ちょっと寂しいって思ったのは私だけの秘密。




------------------------------------

作者のひとりごと


『負けるとかないから』

何かラブストーリに近づいてません？笑

そんなつもりないんですけど………笑

23→←21

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す