episode26 ページ26
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今よりももっと激しくなっていく2人のキス。
どうせこれ以上の事、するんでしょ？
A「…もう、いい……」
怒りがこみ上げてきて思わず花束を投げてやりたいって思ったけど
こうなったのは私のせいなんだ。
…私が彼をそうさせてしまった。
静かにそのドアを閉めて、私は圭一の家を出た。
·
ｺﾂ、ｺﾂ、ｺﾂ、ｺﾂ……
人が通る気配もない道をただ1人で歩いていて、ヒールからゆっくりと刻むように出る音と、下を向くと嫌でも目に入る花束は余計に私の心をえぐってくる。
家を出た時から顔全面にぶわっと熱を帯びているのと喉に変な力が入ってしまっていることに気づいてああ、泣いてしまうんだなって分かった。
人がいない所でも外で泣くことなんてなかった私は今泣くことに抵抗があって今すぐ泣けないのがもどかしくなっていく。
ﾎﾟﾂ……ﾎﾟﾂ………
A「え……？」
思わず上を見上げてみると黒の混じった灰色の雲が覆う空から雨が降っていた。
いつもは濡れちゃうって思って近くの建物で雨宿りするけど、頭に雨が落ちてくる感覚はもう泣いていいんだよって言ってくれてるような気がした。
気が抜けたその瞬間、じわっと視界はぼやけたけどすぐにピントがあって、頬には熱いものが流れている。
A「うぅ……ぁあっ……ｸﾞｽｯ……」
もう花束なんてどうでも良くなってしまって、右腕で支えながら持ってたけど、左手だけで持ったままその腕を下げた。
次第に嗚咽が漏れてきてこんなに泣くなんていつぶりだろって思うくらい涙がボロボロと出てきた。
でも……
好きだから辛いっていう感情はないのにこの涙は何なの？
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すみれ(プロフ) - こんぶさん» 楽しんでご覧頂けるなんて嬉しいです笑 更新は早かったり、遅かったりですが頑張ります！ (2019年10月25日 23時) (
レス) id: 6932576a12 (このIDを非表示/違反報告)
こんぶ(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます^^*お隣がれんれんなんて…素敵な夢を見させてもらってます！！これからも楽しみにしてますので頑張ってください。 (2019年10月25日 1時) (レス) id: f33c245d3f (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - あすかさん» こんばんは、初めまして！この作品の最後まで更新を楽しみに待ってて頂けるように頑張ります！ありがとうございます!! (2019年9月15日 23時) (レス) id: 6932576a12 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - こんばんは！初めまして(^^) お話読ませていただきました。 更新楽しみにしています♪*ﾟ 頑張ってください！！ (2019年9月15日 21時) (レス) id: 81628eeb39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぅー | 作成日時：2019年9月9日 22時
