episode3 ページ3
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先輩とランチに行った後、
夜から担当のアイドルグループがゲスト出演するバラエティー番組の収録があり帰ってきたのは夜中の12:30。
あと10時間後には圭一とデートか…
ふと思い出してクローゼットからひっぱり出したのは彼の好む洋服だ。
誕生日プレゼントの時に、「これからはデートに行く時はこの服着て」って言われてもらった地味めな2着のうちの1着。
ちょっと着てみようと思って着替えて前身鏡の前に立つ。
A「…………。」
服装を自分で見ても、私の性格からしても似合っていない事は分かっている。
私のチョイスしている服はいつも明るめの服。
地味だと気分がずっと沈んでしまってあまり私は好きじゃないから。
その服のまま小さなため息を1つついて巻いてポニーテールだった髪をおろし、気分のスイッチをオフにしてから冷蔵庫にあるお酒をグラスに注いでベランダへと出る。
A「きょうは月出てるかなぁ……」
さっきまで歩いていた火照っている体にはちょうどいい涼しさの風に軽く吹かれながら夜空を見上げると
そこには優しい光を放っている三日月があった。
グラスを片手にアクセサリーの収納ケースから月のネックレスをとり出してベランダの柵からちょっとだけ身を乗り出し、夜空の三日月の近くへと翳す。
A「わぁ、ピッタリだ……」
ちょっと感動して笑がこぼれる。
この月のネックレスは遠近法で三日月とくっつけると満月になるんだ。
A「明日はちゃんと来るかな……」
圭一からLINEが来た時に出たため息、もえ先輩が別れたらいいのにって言う理由。それは最近、圭一のデートのドタキャンや圭一の家の家事をやらされる事が増えてきたからだ。
家の家事は、最初は断ってたけどそれでも圭一はお構いなく頼んでくるから断る気も失せてきてしまった。
そんな事を考えていたら口角の上がった感覚はもうなかった。
1回も手を動かしてないからちっとも位置がズレてないはずなのに、三日月とくっついてる月のネックレスの満月を見てもさっきのような感動ももうない。
恋ってこんなに難しいものだっけ……
ボーッと考えていたら
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「月、好きなん？」
右側から声が聞こえた。
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すみれ(プロフ) - こんぶさん» 楽しんでご覧頂けるなんて嬉しいです笑 更新は早かったり、遅かったりですが頑張ります！ (2019年10月25日 23時) (
レス) id: 6932576a12 (このIDを非表示/違反報告)
こんぶ(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます^^*お隣がれんれんなんて…素敵な夢を見させてもらってます！！これからも楽しみにしてますので頑張ってください。 (2019年10月25日 1時) (レス) id: f33c245d3f (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - あすかさん» こんばんは、初めまして！この作品の最後まで更新を楽しみに待ってて頂けるように頑張ります！ありがとうございます!! (2019年9月15日 23時) (レス) id: 6932576a12 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - こんばんは！初めまして(^^) お話読ませていただきました。 更新楽しみにしています♪*ﾟ 頑張ってください！！ (2019年9月15日 21時) (レス) id: 81628eeb39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぅー | 作成日時：2019年9月9日 22時
