僕と恋した、魔法使い〈Aran〉 (ページ14) - 小説

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１４. ページ14

·

君は、酷い人だ。

なんで、

君が魔法使いだという記憶を

俺の中から消してくれなかったの？

両想いだった、なんて記憶を

残したままにしたのさ。

どうしようもないくらい、会いたいし

抱きしめて、愛を伝えたくなってしまう。

·

次に会うのは、来世がいいな

そうしたら、お互いちゃんと人間で

普通に恋愛したいよね。

風に乗って運ばれてきた柑橘の香りが

君の香りが

俺の鼻腔をくすぐり、胸を締め付けた

＿＿＿俺の恋人になってくれませんか

＿＿＿わたしの全部を愛してくれるなら。

ＥＮＤ

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作者名：ささら | 作成日時：2017年9月8日 19時