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次の出勤日は、同伴だった。
同伴はいつもより楽だ。
ほぼほぼ、タダ飯が食べれるもんだし、
たまにプレゼントだってくれる。
" ねぇ、アランくんはさ
好きな人とかいないの？"
「え？そんなのサチさんに決まってんじゃん」
" ……まぁ、感情なさそうだもんね。"
大抵俺の客は年上で
かわいがってくれる人が多い。
その分、本心は見抜かれやすくて
やりにくいっちゃあ、やりにくい。
" 今日ありがとう。
またお店で会おうね"
「うん、ほんとにありがとうっ」
" ばいばい。"
カツカツとヒールを鳴らして帰る彼女。
その姿はえらく大人で
俺のみすぼらしさとか、よごれとか、
目を伏せたくなるくらい遠い。
「……………だる。」
俺は足先を店の方向へ向け歩き出す。
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蘭 - 続きが楽しみです。 (2018年1月21日 21時) (
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作者名：ささら | 作成日時：2018年1月20日 21時
