な り や ま な い お と ページ15
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一体どういう事なんだ。
Aが微妙にキレている意味がわからない。
急に部屋へ来たかと思えば、ジャケットを捨てたと言い、まぁ、そこまでは良い。
しかし何だ。
好きなヤツがいると言い出して、気付いたらAは俺の部屋を飛び出していた。
偶然入れ違いで入ってきたハンジは、すれ違い際にAをチラ、と一瞥してから、「はっはーん。」とニタニタ笑った。
クソムカつくなその顔。
「リヴァイ、何があったか知らないけど、こーゆう時は普通追いかけるもんだよ〜?」
俺はその言葉を引き金にして、椅子から立ち上がった。
「行ってくる。」
「うん、行ってこい!」
視界の端では、ハンジが真剣な顔でそう言って、敬礼をしている姿が見えた。
Aの行く所……何処だ。
自室か?
「リヴァイ、そんなに急いでどうした。」
恐らく会議の為に来ただろうエルヴィンと廊下でばったり会った。
クソ、でけえ。俺の前を塞ぐな。塗り壁かてめえは。
「Aは何処だ。」
「さぁ、食堂じゃないか?……もうすぐ会議を始める。」
それまでには間に合わせるようにな。
エルヴィンは、ふ、ときもちわりいくらい優しく笑って、俺を通した。
暫く廊下を走り続け、食堂に向かう。
走ってる間、俺の頭の中にはAの顔がスクリーンになって次々と浮かんでいっていた。
俺はAの、どこが好きかと言われればハッキリ答えられない。
しかしいつの間にか好きになっていて、それを自覚した頃にはもうAはアイツと想いを通わせ始めていた。
俺はあの時、遅かった。
今はどうか。
俺は開いた距離を、縮められているのか。
食堂の扉を勢い良く開け、食堂内をぐるりと見渡した。
「……、Aは居るか。」
呼吸を整えながら、食堂にいる班員に聞く。ざっと見渡したが、Aの姿は無かった。
口々に場所を言うコイツ等に、若干苛立つ。
クソ、誰か知ってる奴はいねえのか。
「Aさんなら、 一階の空き部屋に入って行くのを見ましたよ。」
「じゃないか。」や「だと思う。」という言葉よりも信じれる言葉を溢したのはエレンだった。
一階の空き部屋……ここから一番遠いじゃねえか。
思わず舌打ちをすると、それを見たエレンは、「早く行ってあげて下さい。」と、情けねえ顔をして笑った。
エレンの想い。
死んだ、アイツの思い。
なぁA、お前本当に、俺でいいのか。
さ い ご に き す し て→←ご め ん ね の か わ り
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エレン・イェーガー - めっちゃ楽しかったよ (2016年7月12日 6時) (レス) id: 449a728aa8 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 兵長落ちの作品の中で一番好きですこれ///私の好みドストライクです/// (2015年1月1日 23時) (レス) id: 6cb8e33caf (このIDを非表示/違反報告)
古宇利るい(プロフ) - ついに更新されましたねッ!!ずっと待っていました!!巡回中です。これからも1ファンとして応援させていただきます・・・。 (2014年11月5日 20時) (レス) id: 8fcfac25a7 (このIDを非表示/違反報告)
みふねっち - 兵長不器用過ぎて可愛いですね(*^^*)とにかく兵長、おめでとうございます~♪新作も楽しみにして待ってます(^^)/ (2014年7月26日 7時) (レス) id: 112773816e (このIDを非表示/違反報告)
華。 - 不器用兵長可愛すぎます///// 兵長溺愛病に陥りました…// 次の更新も楽しみです! これから新作読みに行ってきます!! (2013年11月16日 9時) (レス) id: 63463a8739 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くろわっさん | 作成日時:2013年11月3日 15時