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プロローグ ページ1

部屋に充満する鉄の匂い





いつも笑顔で出迎えてくれる優しい母





いつも書籍を読みながらも私が帰ってくると顔を上げておかえりと微笑んでくれる父









私が今見ているのは………









「か、母様？と、父様？」









嘘であってほしい…









「お前は俺の可愛い妹だ…………またいずれ……々迎えに来るよA」









｢兄様…？｣









私の記憶は、この時の鈍い痛みと意識が薄れていったあとのことは覚えていない。









気がついたら、何故か白い時空の狭間のようなところに狐がいたからだ。

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作者名：桜猫 | 作成日時：2018年8月13日 12時

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