短編集の主役は？

続き ページ34

A視点

ずっとずっと夢に見てた。


金賞＿＿＿。




信じられなくて、まだ夢の中なんじゃないかと考えてしまう。



頬を叩く。





『痛い。』



痛かった。

夢じゃない、!!!!


それからは覚えていない。

チーノくんの笑った顔がずっと心に焼き付いていた。









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
チーノ視点


先輩と笑いながら泣いていた。

夢のような時間だった。

いや本当に夢なんじゃないかとも疑った。



すごく、すごく楽しい1日だった。









＿＿＿＿＿＿


いつもの帰り道。


いつも俺はA先輩と一緒に帰る。

言えるなら今しかなかった。









『先輩っ!!』



「ん？なーに？」




そう振り返った顔はすごく嬉しそうで、でも目には少しばかり涙が溜まっていた。





伝えるんや、俺、。




自分を奮い立たせて一息つく。





『先輩っ!!!俺、先輩の事が好きや!!



やから、俺の彼女として、横にいて欲しい。』




A先輩の顔を伺う。


「チーノくん。





私もね、多分チーノくんのことが好き。」






え、夢？




パンッ!




痛い。



瞬間俺は先輩に抱きついていた。



先輩は嬉しそうに、でも困った顔でこっちを見ていた。









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



卒業式。






『先輩いいい、』



Aと一緒に泣いて泣いて泣きまくっていた。





『来年、Aと同じとこ入学するから、またトロンボーンとしてよろしくな!!!!』



Aに向かって精一杯の笑顔で笑う。


Aは嬉しそうに





「えー、でもまたチーノくんのお世話するのはなー」




と言って笑った。









--------ｷﾘﾄﾘ線--------

どうもこんにちはてーおーちゃんです。

コンクールがあったので書いてみました。


チーノくん初登場、どうでしょ、



うーん、麺つゆしかない、うーん、




いっぱい出していけるように努力します、、

凶器という概念/zm→←大好きな先輩へ。/ci

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す