悪女潰しの依頼が届いたようです【HQ】Buchikowase!!

考えろ。3 ページ5

「ここから推測なんだけど......Aさんは仕事でどこかに行こうとしたんじゃないかって...」



「仕事？」




「Aさんの仕事は他のの仕事とは違って、出張系が多い。依頼人がいる学校に転校していくわけだから。もちろん、県外は当たり前のこと。」



国見はそう言うと、器用な手つきでスマホを動かしながら、次にこう言った。



「発信機にはタイマーを設置した。5時間動かなかったら、俺のスマホに通知がくるように改造したんだけど...」



「待てボケ。なんだそれは。聞いてねーぞ。」



「これでAさんがいつ寝ているかとか、調べてんの。Aさんはあぁ見えて、スマホとか結構いじってるからね。」





......平然な顔ですごい事言ってる。





「発信機に通知がきた最後の日は、1月24日の午後8時。その日の烏野駅の電車の出発時刻がこれ。」






国見はスマホの画面を指差す。俺はまた、画面を除く。






「発車時刻で1番近いのは午後3時5分。きっと、Aさんはこの電車に乗ったんだと思う。」



「どうしてその電車に乗ったって、断言出来るんだ？そこは絶対わかんねーはずだろ？」



「烏野駅は終点。絶対にその電車に乗ってる。」



「意図的にスマホを置いたのか、分かんねーぞ？どうすんだよ...」








「は？だから今から、確認しに行くんだろ？」









「な............はぁ？！」

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