【暗殺教室】暗殺教室出身者が烏野高校に通いはじめました。【ハイキュー!!】

25.大好きな、あの人。 ページ29

Aside



...とうとう、着いてしまった。


ヤバいテンション上がる...！！

「荷物は各部屋において、バレーで使いそうなものは体育館においてください。

そこからは自由行動です！

...東京観光、楽しんでください！！」

おーっす！！と大きな声が上がる。


みんな、東京楽しむんだろうな。

...私は勉強ですけど。

あいにくぼっちっちなのでね？

まぁどっちにしろ誘われても断りますけど。

ないと思うけど！

そんなことを思いながら、マネ部屋に荷物をおいて、体育館に着いた。

「じゃ、仁花ちゃん日向と影山くんの所行っておいで。」

そういうとここまで一緒に来ていた仁花ちゃんは何故か悲しそうな顔をした。

「仁花ちゃん？」

「えっ...と、Aちゃんは東京観光、行かないの...？」


あ、その事か。

「うん。東京は慣れてるしいいかなって。」

そういうと、仁花ちゃんはビックリと言うような顔をした。

「どういうこと...？！」

「...ああ、仁花ちゃんにいってなかったね。


私、中学は東京なの。」


「ええ!？」

しかも、椚ヶ丘中学校3年E組。


暗殺教室。


...その話は言わないけどね。

「そうだったんだ...。」

「うん！！だから、ね？行ってきて！

だから、そんな顔しないでよ？」

そういうと、仁花ちゃんの顔が少しだけ明るくなった。

「...わかった。後で絶対遊ぼうね！！」

うん、と返事をすると仁花ちゃんはじゃあ、後でねと控えめに手をふりながら行ってしまった。

可愛い。

そして、マネ部屋に向かおうとすると。






「A...？」





「...！？」



中学、三年間。




ずっと一緒にいた人。


毎日声を聞いてきた人。


反射条件で後ろを向くと。


「...カル、マ...。」


ずっと今まで心残りだった。



相棒の、カルマがいた。

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