百六十七話 ページ32
「僕も「やれるだけのことはやった」って言えるように頑張ってみる。
ゼロをゼロのままにしないように。」
……そういえば、オバブロした先輩たちの後ろにいた獣、あれ、「ファントム」というらしい。
その「ファントム」がたくさん収容されているというところが「タルタロス」。
タルタロスの入り口が、めちゃくちゃ強いファントムが収容されているらしい。
いや、今言うことじゃないよな。
「ムシュー・お人形…………
君が掴み取る未来が輝かしいものとなるよう、願っているよ。」
「ありがとう。それじゃあ、また…」
「なんだかオルトクン、昼間とは雰囲気が違うような？」
「……………？」
そのままオルトくんが出て行った後、少しした時のこと。
急に電気が消え、警報が鳴り響いた。
「ブロット警報。ブロット警報。館内にてブロット濃度の上昇を確認。所員はただちに緊急配置についてください。」
『停、電？』
「ど、どうしたんだろう？急に電気が消えちゃった………」
「タブレット、全く反応しないよ」
「本部で連絡できると言われたデバイスも、反応しないね。
ドアのロックも開かないようだ。」
「じゃあ、僕たちこの部屋に閉じ込められちゃったってこと？」
『ってか、こんなすごい設備が揃ってる嘆きの島で停電っておかしくない？』
「！！…………シッ。ドアの外が少し騒がしい。
……………………………
ドアの外に聞き耳を立ててみたところ、どうやらこの島の人間にとってもこの停電は想定外の出来事らしい。ここにいるスタッフたちも、みな本部へ向かうようだ。」
「ぼくたちは、どうしますか？オルトクンが来てくれるまでここにいたほうがいい、かな。」
『シュラウド先輩は嘆きの島の所長代理だから、絶対忙しい。オルトくんもシュラウド先輩のサポートで忙しいんじゃないかな』
「ふむ………少し待っていてくれるかい？
【ほら、私から逃げきってみせて。
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サリー - 地獄の番人さん» コメントありがとうございます！これからも頑張っていくつもりです！ (2022年12月29日 10時) (
レス) @page4 id: bff6de7ecd (このIDを非表示/違反報告)
地獄の番人 - 続編おめでとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2022年12月27日 21時) (レス) @page3 id: 7578fd3293 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サリー | 作成日時：2022年12月27日 19時
