百六十三話 ページ28
「まさか君もグリム氏のキャットフードを届けに？それとも毛づくろい用のブラシ？」
「グリムと話をするために来ました」
「は？ごめん、よく聞こえなかった。悪いけどもう一度言ってくれる？」
「トリックスターはオンボロ寮の監督生として、グリムくんを迎えに来たのさ。」
「いるよね。実力もないくせに、ヒーロー気取りで感情に任せて突っ走る迷惑なヤツ……」
そういえば、イグニハイドのモチーフは、死者の国の王的な感じだっけ？
『あ、ちょっと待ってください。これ、噂の鈴木………スズーキから手紙です。』
「え？スズーキ氏？あ、なんて言ってた？」
『ご愁傷様です、と』
「後でスズーキ氏のゲームデータ全部消しとこ……
どれどれ………「イデア先輩、イデア先輩の推しキャラのイベントは俺が走っておきます！
先輩が帰ってくる頃にはたぶん先輩の推しキャラのスチル手に入れてるんで、帰ってきたら自慢しますね」……………は？なにこれ。嫌味？拙者に対する嫌味？」
スズーキ氏許さんとかなんとか言ってるシュラウド先輩は置いとこう。
このゲーム、鈴木が最近よくおすすめしてきてるゲームだ。
発信源はシュラウド先輩だったのか。
『あ、ちなみに今TOP50には入ってるそうです。
鈴木……スズーキは、「イデア先輩だったら絶対一位だろうから、俺はTOP10を目指す」とかなんとか言ってひたすら(イベントを)走ってます』
ちなみにそのことをなんで知ってるのかは、テレパシーでハーツラビュル寮の机が教えてくれた。
「まあ確かに一位死守するの、見かけより甘くないからね……
それより、君らと違って僕は忙しいんだ。」
え、あ、ですよね。っていうか一位死守してる時点で既にやばいんですが？？あっ口調うつった。
「じゃあ、彼らはナイトレイブンカレッジへ強制送還？」
「そうしたいところだけど……………オルト、ちょっとこっちに。」
そう言って少し離れて話すシュラウド先輩とオルトくん。
少しして、オルトくんたちが戻ってきた。
「はーい！それじゃあルーク・ハントさん、エペル・フェルミエさん。
それから、監督生さん、田中Aさん。
君たちには聞きたいことがたくさんあるんだ。僕たちについてきてくれる？」
これ、拒否っても強制で連れていかれるタイプのやつだ。
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サリー - 地獄の番人さん» コメントありがとうございます！これからも頑張っていくつもりです！ (2022年12月29日 10時) (
レス) @page4 id: bff6de7ecd (このIDを非表示/違反報告)
地獄の番人 - 続編おめでとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2022年12月27日 21時) (レス) @page3 id: 7578fd3293 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サリー | 作成日時：2022年12月27日 19時
