百五十三話 ページ17
『……ユウは？』
「……でも、私たちが行ってもなにもできない」
「わかってる。俺たちが行ったって、足手まといになるだけかもしれない。
でも、やられっぱなしでいるなんて、ナイトレイブンカレッジ生じゃねぇ！！
行こう、A！！ユウ！！」
『もっちろん！！一緒に助けに行こう、エペルくん！！』
「うん、そう、だね！私も、助けに行きたい！！」
とりあえず私たちは箒を全速力でとりにいった。
上空
バランスをとりながら上昇していく。
『久しぶりに箒乗るな。久しぶり、箒』
【久しぶり。ここ最近はずっとひまだったからな。】
「Aちゃん！！今から飛ばすけど、着いてこれる？」
『大丈夫！頑張って着いていくよ！』
「それならいいけど………」
『ユウはしっかりエペルくんに捕まってるんだよ。』
「うん。下手をすれば落ちちゃうから、しっかりエペルくんの背中に捕まっとくよ。」
ちなみに、ユウはエペルくんの後ろに乗っている。
本当は私の後ろに乗る予定だったんだけど、エペルくんが心配してくれて、ユウはエペルくんの後ろに乗ることになった。
『って、そんなこと考えてる暇じゃないな！！箒、飛ばすよ！！』
【わかった。バランスは俺がとるから、お前は全速力で飛ばしていいぞ】
『箒君有能』
めちゃくちゃ速いエペルくんに着いていくの、だいぶ体力を消耗した。
そして、ようやくハント先輩の姿を発見。
『やっと、やっと見えてきた………』
【相当疲れてんなー。後は俺が進むから、Aは一旦休憩したら？】
『箒が物凄いほど優しい件について』
「………あんな別れ方をして、ムシュー・姫林檎は怒っているかな。」
「………ルー…………、ルークサーーン……!!!…」
「そうそう、きっとこんなふうに元気な声で…………えっ？」
「追いづいだや！！待でっきゃこの〜〜〜！！！」
「そこの箒、止まりなさい！！」
『はっや！？エペルくんはっや！！すっご！！いや、その前にハント先輩止まってください！！』
「エペルくん！？ユウくん！？それに、Aくんまで！？
私を追ってきたのか！？」
「決まっちゃあべな！追ってこねど思うほうがどうがしちゃあね！
あんたっと一人で行がせね！わも行ぐ！」
『ハント先輩、一人では絶対に危険です！！』
「オーララ！いけないよムシュー・姫林檎。危険だ！！」
「危険だのはあんたも同じだべ！あの鎧だぢさなんも歯立たねがったべよ！」
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サリー - 地獄の番人さん» コメントありがとうございます！これからも頑張っていくつもりです！ (2022年12月29日 10時) (
レス) @page4 id: bff6de7ecd (このIDを非表示/違反報告)
地獄の番人 - 続編おめでとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2022年12月27日 21時) (レス) @page3 id: 7578fd3293 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サリー | 作成日時：2022年12月27日 19時
