百四十九話 ページ13
その後、なんか飛んできた布団とかに手伝ってもらって医務室に運んだ。
鈴木から、「イデア先輩とオルトとアズール先輩が攫われた！！」ってメッセージが来ててビビった。
やっぱ他にも攫われた人いるのかよ。
ユウからAも学園長室に来てほしいって言われたから来た。
攫われたのは、リドル先輩、レオナ先輩、アズール先輩、ジャミル先輩、シェーンハイト先輩、シュラウド先輩、オルトくん？と、グリム。
なにかしら共通点がありそうなメンツだな。
「
『S.T.Y.X？』
「なんかブロットの研究をしてる研究所らしいよ」
『ブロットの、研究？』
ユウからそう聞く。
攫われた人、オーバーブロット………してるよね。半分以上。
シュラウド先輩と、オルトくんは知らないけど。
グリムはなんとなく察しがつく。
それより、彼らを助けるにはどうすればいいかな。
S.T.Y.Xの本部は「嘆きの島」というところにあり、世界地図にものっていない謎の島らしい。
あの誘拐犯(仮)の名前は、「カローン」と言うらしい。
そして、「嘆きの島の番人」の中に、シュラウド先輩がいるらしい。
嘆きの島の番人が集まって、S.T.Y.Xになったってらしいけど。
なんだかんだ話は終わって、S.T.Y.Xについて話していたトレイン先生が、各自寮に戻れと言い、私たちは帰るため廊下を歩いている時だった。
廊下の向こうからジャックくんが来て、傷だらけのユウや攫われたレオナ先輩の話に驚いていた。
何があったのかとジャックくんが聞くと、しばし沈黙が続き、重たい口を開いてハント先輩が話し始めた。
「我々NRCトライブのメンバーは……放課後、オンボロ寮でVDCの反省会をしていたところを襲撃されてね。レオナくんのように、ヴィルとジャミルくん、そしてグリムくんも連れ去られてしまった。」
「ヴィル先輩やジャミル先輩まで！？」
「そしてグリムくんを助けようとした一年生たちが、深手を負ってしまった。」
「！！アイツら、無茶しやがって………」
「私は副寮長の務めを果たすため、一度寮に戻らなくてはいけないが………
ムシュー・タフガイ。監督生くんとAくんと共に医務室へ赴き、彼らの様子を見て来てくれないだろうか？」
「っす。確認したらすぐに連絡いれます。ほら、二人とも行くぞ。」
「わかった」
私は無言で頷いた。
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サリー - 地獄の番人さん» コメントありがとうございます！これからも頑張っていくつもりです！ (2022年12月29日 10時) (
レス) @page4 id: bff6de7ecd (このIDを非表示/違反報告)
地獄の番人 - 続編おめでとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2022年12月27日 21時) (レス) @page3 id: 7578fd3293 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サリー | 作成日時：2022年12月27日 19時
