今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:270 hit
小｜中｜大
譚4 ページ4
私の友人は完璧主義らしい。
眠れない真夜中に、思い出すように呟いた。
……未だ朝の訪れぬ世界。
テストは100点が当たり前とか、
上手に字が書けて当たり前とか、
料理が得意で当たり前とか、
他人より足が速くて当たり前とか、
誰にでも優しく接して当たり前とか、
褒められて当たり前とか、
悩みなど無くて当たり前とか、
誰からも怒られたくないとか、
自分の中でルールを作るらしい。
全部完璧に出来る人なんていないよ、そんなに自分を縛らないで
そう言ったら、
でもあの子は、それを当たり前にこなしている
と友人は返した。
そして再び、外方を向いては布団に包まった。
私の友人は完璧主義らしい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ：ポエム(?) , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柚璃維架 | 作成日時：2018年8月16日 18時
