短編5ー2 もう1つのプレゼント ページ20
野坂side
稲森「それじゃあまたみんな、また明日の練習も頑張ろうー！」
全員「おおー！」
クリスマスパーティは終わり、みんなそれぞれ家に帰る
僕は違った
僕はLINEでAちゃんにメッセージを送る。気づかないかもしれないけど、僕はずっと待つつもりだ
僕は近くのブランコと砂場、小さな滑り台しかない公演を待ち合わせ場所に決めた。僕もそこへ向かう
西蔭「野坂さん、寄り道ですか？」
野坂「うん、ちょっと行くところがあるんだ。またね西蔭」
ーーーーーー
僕は公園内の木の下で立っていた。やはり見てないんだろうか。それとも帰ってしまったのか
A「の、野坂くん！」
少しか細い女の子らしいAちゃんの声が響く
野坂「Aちゃん･･･！」
A「ごめん、中々みんなと離れきれなくて･･･！」
息を切らしているところをみると相当走ってきてくれたんだと分かった
野坂「大丈夫だよ、こんな夜に呼び出してごめん」
A「そんな！全然！」
野坂「(ニコ)Aちゃんは優しいね」
A「そんなこと･･･///」
野坂「今日は･･･楽しかった、クリスマスって本当はあんなに楽しかったんだね」
A「･･･野坂くん？」
野坂「あぁ、いや、なんでもないよ」
野坂「Aちゃんはプレゼント、何貰ったの？」
A「私はつくしちゃんからタオルを貰ったんだァ今日のお風呂でも使おうかなって」
野坂「いいね、僕は明日人くんから靴下を貰ったよ」
A「野坂くんに合いそうな柄だねっ」
野坂「僕も明日履いていこうかな」
Aちゃんと話していると楽しい。女の子にこんな気持ちになったことは無かった
野坂「･･･今日、僕が君を呼んだのはね、これをあげたかったからなんだ」
A「え･･･？」
僕はAちゃんに時計をあげた
A「これ･･･野坂くんが･･･？」
野坂「Aちゃん、前の練習で時計壊れちゃったでしょ」
A「あ･･･」
ー回想ー
円堂「危ない！」
A「え？きゃあ！」
ヒロト「おい、大丈夫か？」
灰崎「お前のコントロールが悪いんだろうがよ」
ヒロト「あ？お前が先に打ってただろうが！」
円堂「怪我なかったか？A」
A「あ･･･はい！」
円堂「A、時計が････」
A「あ･･･気にしないでくださいっものはいつか壊れますから･･･！」
野坂「･･･」
ー回想終了ー
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作者名：桃香 | 作成日時：2019年12月24日 20時
