元祓い屋は七不思議になりました【地縛少年花子くん】

3話 ページ15

ばっと花子くんに飛びかかるコウ

傘が花子くんの肩に触れる

…傘で花子くんを祓うつもりなの？

正気…？←

花子「"祓う"ねぇ…君には無理だと思うけど？」

花子くんは傘を持ちながら言う

光「そうか？」

コウはニ、と何かを企んでるように笑う

すると



バチィッと音が鳴り、傘から電撃が放たれた

…電撃！？退魔具(たいまぐ)だったの！？

光「残念だったなァ花子」


花子「…ｯｯ!!」

傘を持っていた花子くんは、もろに電撃をくらってしまった

ドサッと倒れる花子くん


「「花子くん!!」」

ワタシとネネが駆け寄る

コウが傘のビニールの部分(？)を剥ぎ取る

！アレは…!!

光「これは我が源家に伝わる"雷霆杖(らいていじょう)"」

ドン！と効果音がつくくらいドヤ顔で言うコウ


貴「雷霆杖は、持ち主の霊力を退魔の雷(いかずち)に変換して打ち出す霊杖だよ」


光「よく知ってるな…って、お前A家の人間か？！」


貴「あれ、知ってるの？光くんもよくわかったね、アタリだよ」

まぁ、人間じゃないけどネ！

光「知ってるも何も、めちゃくちゃ有名だぜ、他の祓い屋よりも断然強いとこだってな！祓い屋の頂点みたいなとこだ。目印はその髪色！！」


寧々(Aちゃんってそんな凄い子だったの！？知らなかった…)


貴「物知りだね、光くんは！…で、

花子くんは祓わないの？」


光「あ"!!そうだった！」

反応がカワイイ…

光「花子、それに直接触れるとはとんだマヌケ野郎だぜ!!わはは！

これで終わりだァ！！」


花子「う…」

ビュ、と雷霆杖を振りかざすコウ








寧々「やめて！」

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