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二十二 ページ22
Aside
「A、こっち見ろ」
意志が通じた、そんな気がした。
一気に涙が溢れ出て来て、悲しいけど精一杯笑いを作って。
「...好きだ、A」
土方君はそう言って私に口付けをした。
私もそれを受け入れる。
今までで1番言われたかった言葉だ。
私には贅沢すぎる筈なのに、求めていた言葉。
そっと口を離すと私も土方君に返した。
「私も...大好き。」
お互い笑顔で、もう1度キスを交わした。
*
逢いたいが情、見たいが病。
貴方には私が、私には貴方が。
今、相思相愛の中。
私達にそんな綺麗な言葉なんて要らない。
恋の病に薬なし。
私の病はまだ続くけれど。
それでもあなたが隣にいるのであれば
この言葉も要らない。
もし、今の私達の物語に
名前をつけるのであれば__________
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作者名:唐辛子の民 | 作成日時:2018年4月8日 19時