検索窓
今日:23 hit、昨日:7 hit、合計:81,444 hit

二十四 ページ29

「トシが倒れたんだ...!」


私は急いで彼の元へ向かった。



扉を開けると彼は顔を真っ赤にして苦しそうに唸っていた。



「...A、か...?」



「ど、どうしたんですかっ!?って熱!!!」



どうやら風で熱らしい。
注射の症状かと一瞬焦ったが、そうではないらしい。




「...A」




「なんですか?」




「風邪移しちまうかもしんねぇから出てろ」




「いいですよ。別に移してもらっても問題ありません」




「...ほんとに移すぞ」




「えぇ、どうぞ。」




私は笑って流すと、彼は少し不機嫌そうな顔をした。
そんなに怒ることかなと思ったらいきなり彼は私を抱き寄せた。




「どどどど、どしたんですか!?ああ、あほほほほらたたおるがああ」



「お前ビビリ過ぎだろ...」



そう言って肩を震わせ笑う彼。
そうしてまた続ける。



「ほら、嫌になったろ。さっさと出ていけA」




「...別に、嫌じゃありません」




「...は?」




「むしろずっとこの体制のままがいいです」




「...お前バカだな」




「ば、バカって!」




「移されてんのにこの体制のままがいいですなんていうやつバカとしか言いようがねぇよ



...でもまぁ、悪くねぇか」






「...そうですね」





彼は規則正しい息遣いをし、そのままぐっすり寝てしまった。
風邪で高熱が出ているというのにいつもよりよく喋るなと思った。



私も寝ちゃおうかな...




そして私も寝てしまった。






総悟くんわすれてた。

二十五→←二十四



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (57 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
138人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 土方十四郎 , 真撰組   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

唐辛子の民(プロフ) - 愛音さん» ありがとうございます! (2018年2月25日 23時) (レス) id: 7066b21a8f (このIDを非表示/違反報告)
愛音(プロフ) - 唐辛子の民さん» まさかそこまで言って頂けるとは…。とても嬉しいです!ありがとうございます。これからも見に来ますね。陰ながら応援してます! (2018年2月25日 22時) (レス) id: 8d78b160ba (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子の民(プロフ) - 愛音さん» まっ、まさかっ!?あの愛音様!?いつも見させていただいてます!こんな方に見ていただけるなんて何たる光栄!ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2018年2月25日 22時) (レス) id: 7066b21a8f (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子の民(プロフ) - まかろんさん» いやもう私もなんでこんなに伸びてるのかわかりませんよ。w多分私は神でも天才でも無いです。なんかこんなに褒めていただくと照れますね。w楽しんでいただき何よりです!更新がんばります!よろしくお願いします! (2018年2月25日 17時) (レス) id: 7066b21a8f (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - 後れ馳せながら読ませていただきました。あなた様は天才ですか、神ですか、どっちですか。あ、秀才なんですかね。なんでこんな面白い小説書けるんですか、その文才分けてください。神は1人に二物も与えるんですね。楽しみにしてるので更新頑張って下さい! (2018年2月25日 15時) (レス) id: 8aa890658c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:唐辛子の民 | 作成日時:2018年2月24日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。