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十 ( 'ω' o[ 文字数足りない ]o ページ14

Aside




置いていかないで...



兄さん、やだ...やだっ。



1人じゃ生きていけない...



その時、そっと頭に何かが乗せられた。
とても安心するような。そんな何か。

数秒するとその手は離れ、手からは何かが離れていった。






キミハ、マタ何カヲ捨テナキャイケナインダヨ?
ソウ、アノ時ノヨウニ...





「...っ!」



起きればチュンチュンと小鳥が囀る。
朝...


今見た夢は、昔の夢。
何もかも失ってしまった私の...


「6時29分。」


布団には彼は居なかった。
稽古でもしているのか。

屈伸をして、外に出ると私はいつも通り大きな声を出す。

そして起きたきたのを確認すると、洗濯物を干す。
と、いつも通り洗面台にある洗濯機に向かうと人影が。


「(あの人に見えるけどそんなわけないよねぇー。)」


現実逃避ミニバージョン。
彼はきっと彼ではない。
ていうか彼は居ない。洗面所に行ってばったり風呂から上がってきたら彼と遭遇。そんなことありえないよね。


「お、おい」


そこでわたしの現実逃避ミニバージョンは途切れた。


「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」


洗濯カゴを投げて逃げた。
彼はブフッと声を出し、数分後。



「...オラぁぁぁぁぁ!!!!!!!A!!!!!!!」


ダッダッダッと足音を立て追いかけてきた。
彼は鼻時を出している。
濡れたままで追いかけるもんだから床はびちょびちょで通りかかった人全員に水滴がかかっていた。
つめてっ!なんて言っていたが彼はそんなの聞かず
私を追いかけ続けた。



「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!」


「テメェ許さねえぞ!!!!!」


まぁ、普通に考えて彼の運動神経と私の運動神経では圧倒的な差がある。
よって、30秒後捕獲された。
捕獲された私は彼に担がれて洗面台の前まで連れてこられた。

担がれている私を見て他のみんなは大爆笑。
Aちゃんがしくじったぞ!と広める。


「ちょっと!せめてお姫様抱っことか!」


そう言って彼の背中をパチパチ叩くと彼は怒鳴った。


「テメェにそんな事してやる価値はねえ代償は高ぇぞ覚悟しろ」


「私だって女ですよ!?」


「ったく、しょうがねえな」


「うわぁっ!」


私を振り回すように彼はお姫様抱っこの体制に変えた。


「もうちょっと丁重に扱ってくださ...い」

お姫様抱っこにされると少し恥ずかしくなり、私は目線をそらす。
そんなこと気にもせずに彼は洗面台に向かって歩く。


「うるせぇ、この発狂女」


「だっ!誰が発狂女ですって!?」

十一 また文字数。→←唐辛子の民の休憩



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設定タグ:銀魂 , 土方十四郎 , 真撰組   
作品ジャンル:アニメ
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唐辛子の民(プロフ) - 愛音さん» ありがとうございます! (2018年2月25日 23時) (レス) id: 7066b21a8f (このIDを非表示/違反報告)
愛音(プロフ) - 唐辛子の民さん» まさかそこまで言って頂けるとは…。とても嬉しいです!ありがとうございます。これからも見に来ますね。陰ながら応援してます! (2018年2月25日 22時) (レス) id: 8d78b160ba (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子の民(プロフ) - 愛音さん» まっ、まさかっ!?あの愛音様!?いつも見させていただいてます!こんな方に見ていただけるなんて何たる光栄!ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2018年2月25日 22時) (レス) id: 7066b21a8f (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子の民(プロフ) - まかろんさん» いやもう私もなんでこんなに伸びてるのかわかりませんよ。w多分私は神でも天才でも無いです。なんかこんなに褒めていただくと照れますね。w楽しんでいただき何よりです!更新がんばります!よろしくお願いします! (2018年2月25日 17時) (レス) id: 7066b21a8f (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - 後れ馳せながら読ませていただきました。あなた様は天才ですか、神ですか、どっちですか。あ、秀才なんですかね。なんでこんな面白い小説書けるんですか、その文才分けてください。神は1人に二物も与えるんですね。楽しみにしてるので更新頑張って下さい! (2018年2月25日 15時) (レス) id: 8aa890658c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:唐辛子の民 | 作成日時:2018年2月24日 5時

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