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土方side


チュンチュン、と小鳥の声が聞こえ、朝。
いつもより寝心地が良くて、暖かかった。
目を開けると、木で出来た天井。

起き上がり、横を見るとそこにはAが居た。
恐らくここはAの部屋だろう。

「...ん?」

髪が下ろされていて、髪紐がなくなっていた。
あいつの手を見ると俺の髪紐を握っていた。


「おい」


「...待って、置いてかないで」


「…A」


「やだ...やだ」


そう言ってAは泣き出した。
昔の夢でも見ているのだろうか。
コイツの過去なんて全く知らないが、とにかく辛かったのだろう。

俺はそんなAの頭を撫でてやることしか出来なかった。
ゆっくり握っていた俺の髪紐を取り、風呂場に向かった。




「...ってぇ」



所々しみる、傷。
シャワーを浴びていると扉の向こうから聞いたことのある声が聞こえてくる。



「ただいま午前6時30分!おはようございまぁぁぁぁぁぁぁぁぁす!」






なんだあいつ、いつもあんなことやってんのか




「...フッ」



思わず笑ってしまった。
髪の毛に残った泡を流し、俺は風呂場を出た。

と、その瞬間。



ガラガラガラ





「洗濯洗濯〜っと。」


「...お、お((ry」


「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」


「ブフッ!」


風呂場にあいつが入ってきた。
そしてそのまま俺に洗濯カゴを投げてきた。

鼻にツーンときて、涙目になるが堪えた。


「あのクソ女...許さねぇ...!!」





そして朝から俺とAの声が道場に響き渡ったのは言うまでもない。

唐辛子の民の休憩→←ウワァァァ!!!!!!!!!!



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設定タグ:銀魂 , 土方十四郎 , 真撰組   
作品ジャンル:アニメ
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唐辛子の民(プロフ) - 愛音さん» ありがとうございます! (2018年2月25日 23時) (レス) id: 7066b21a8f (このIDを非表示/違反報告)
愛音(プロフ) - 唐辛子の民さん» まさかそこまで言って頂けるとは…。とても嬉しいです!ありがとうございます。これからも見に来ますね。陰ながら応援してます! (2018年2月25日 22時) (レス) id: 8d78b160ba (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子の民(プロフ) - 愛音さん» まっ、まさかっ!?あの愛音様!?いつも見させていただいてます!こんな方に見ていただけるなんて何たる光栄!ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2018年2月25日 22時) (レス) id: 7066b21a8f (このIDを非表示/違反報告)
唐辛子の民(プロフ) - まかろんさん» いやもう私もなんでこんなに伸びてるのかわかりませんよ。w多分私は神でも天才でも無いです。なんかこんなに褒めていただくと照れますね。w楽しんでいただき何よりです!更新がんばります!よろしくお願いします! (2018年2月25日 17時) (レス) id: 7066b21a8f (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - 後れ馳せながら読ませていただきました。あなた様は天才ですか、神ですか、どっちですか。あ、秀才なんですかね。なんでこんな面白い小説書けるんですか、その文才分けてください。神は1人に二物も与えるんですね。楽しみにしてるので更新頑張って下さい! (2018年2月25日 15時) (レス) id: 8aa890658c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:唐辛子の民 | 作成日時:2018年2月24日 5時

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