【d!】猫の下。【男主】

１０話 ページ13

「では…始め！」


兵士さんの合図でコネさんから距離をとる

近くで撃つのが当たりやすいけどそんな事したらコネさんに近寄られて剣で殴られる


コネさんの武器は木製の剣
当たると痛いどころじゃない


kn「………」


コネさんの目が本気なんだけど助けて



とりあえず急所を狙ってるんだけど、これが全く当たらない

勝てる条件が、≪急所にペイント弾を当てる≫だからね

うーん、初心者がこれを選んじゃった時には悲惨なことになりそうだなぁ


銃を構えるけど走りながらだから狙いが定まりにくい

1発目2発目…と撃つけどコネさんの剣で遮られる


手加減してよ！

俺、一応、新米兵士なんだよ！


1発くらい当たってくれてもいいやん

少しくらい掠らせんとこいつ使えねーって思われるやん


俺だって少しくらい出世したいんだし


そんなことを考えてる間も、コネさんの剣が降ってくる

転がり避けて銃を撃つが、かわされる


ほんと手加減してくれない

舌打ちしながらリロードする



…ヤバいあと2発しかない

遠くで撃っても当たらないか、当たる前に防がれる


ここまで防がれると1発くらいは当てたくなる

怪我はいいや
楽しい方がいい


確実に当てるには、近付くことが絶対に必要

そのためには、コネさんに隙を作らないといけない


いきなり話が変わるんだけど、軍人は頭で考えて動くタイプと、そうでない人…いわゆる脳筋に分かれる

コネさんは、前者
脳筋っぽいけど、意外とそうでもない


まぁつまり、何が言いたいかというと、そこを付けばスキが生まれるんじゃないかって思ったわけですよ

取り合えず、やってみますか

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