６話 ページ9
zm.side
「はぁ…」
暇だ。暇で暇で仕方がない
今日は城門が開放されているからトラブルが起きると期待していたけれど何も起こらない
つまらん
シャオロンから怪しい人物が居ると報告があったから、ダクトからそいつの事を見てみたけど、変な仮面付けてるだけで別に怪しくはなかった
観光客ならよほどのバカでない限り目立ちにくい格好をするはず
てか、顔バレしたくなくても大先生なら調べれるし
大先生の報告では、なんの問題もない国民って事がわかった
名前はAというらしい
同時に脳裏にとある人が散ら付いたけど頭を振って思考を消した
シャオロンの勘違いやなって思ってたのに少ししたらそいつは部屋を出た
いやいやいや
部屋で待っとけって言ったのに出るか？
怪しすぎるやろ
とりあえず気配を消して後を追った
アイツは一体何処に向かうんや？
しばらくついて行っていたら、あれっと思った
進行方向に俺達の城がある
ビンゴやったわ
付いて来られてるのにも気づかんなんて阿保やな
確保ーと思いながらダクトから降りる
『うわぁっっ！！！』
声でっか！
いきなり叫ぶなや！怖いんやけど
『ゾム様？』
心底驚いた顔で聞いてくる
この後捕まえるけど、一応…と思ってここにいる理由を聞いたら「迷った」らしい
もうちょっとマシな言い訳は無かったんか？
zm「んなわけないやろ
闘技場あっちやし」
闘技場を指さしてやった小さい声で「えっ」っと言った
え？
『闘技場までの道を教えていただいてもいいですか？このままだと試合に遅れてしまいます』
いきなり真顔になって、此方にじりじりと近付きながらそう言ってくる
なんか圧に押されてくそ丁寧に教えてしまった
ぱあっと笑顔になった後、早口でお礼を言って頭を下げて、逆方向に向かって爆速で走っていった
それをぽかんと眺めた後、ふと我に返って後を追いかけた
「おい待てや！」
まあ直ぐに追いつけると思っていたのに、全然追いつけない
あの時気絶させとけばよかったと後悔したがもう遅い
本能的に危険を感じ、走りながらインカムをつなげる
「Aって奴が部屋から抜け出した。追ってたんやけど見失ったわ」
tn「は？」
「城の方に向かっとった
今すぐ探さな」
tn「いや、そいつならここおるけど…」
ちょうど闘技場についた俺にトントンが言う
「は？」
tn「ほら、あそこ」
トントンが指を指した先を見ると、居た
は？何がしたいんやアイツは
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食害するゾロミール(プロフ) - 何となく、夢主君にはソブラニーカクテル(タバコの銘柄)吸っててほしいな (2022年8月4日 16時) (
レス) id: ef6a213952 (このIDを非表示/違反報告)
ウルフグリーン(プロフ) - 毎回、楽しみにしているので、更新頑張ってください！ (2022年4月17日 14時) (レス) @page20 id: c80ffbc812 (このIDを非表示/違反報告)
ウルフグリーン(プロフ) - 20pは前世の感ではなく、前世の勘ではないのでしょうか？ (2022年4月17日 13時) (レス) @page20 id: c80ffbc812 (このIDを非表示/違反報告)
ｹﾞﾍﾟ(プロフ) - ｸﾞﾊｯ……夢主くんと作者さんの文章の書き方が尊いんじゃ (2022年4月14日 13時) (レス) @page18 id: df810e4737 (このIDを非表示/違反報告)
やひは・にふ(プロフ) - 面白かったです！質問なんですが、主人公のつけているお面は目元だけ隠すタイプの物なんですか？タバコを吸う時もつけているようなので、気になっただけです。これからも頑張ってください！ (2021年10月17日 12時) (レス) @page18 id: 6aa0af3ffc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠 | 作成日時：2021年8月18日 15時
