そして私は気がついた【レペゼン地球】

決断 ° 02 @ふぉい ページ33

ふぉいside


いま部屋にはAと俺の二人きり。なんかすごくそわそわしてるAが気になって仕方がない。


ふ｢そんなそわそわしてどしたと？｣


『…いや？べ、つに』


こいつはこんなに嘘が下手だったか？と思うほどだ。


ふ｢嘘はいいんやけど…なんかあったら言えよ｣


そう言ってまたパソコンに目を落とす。


『……き』


ふ｢え？｣


『好き、』


思考回路が停止した。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
Aside


『好き、』


ふぉいは私を見てフリーズしてる。え、嫌だった？！


『いや、嫌ならいいんだけどその…良ければ、』


ふ｢嫌なわけないやん｣


『…う、よかった、』


ふ｢脇じゃなくて俺選んだん？｣


『必ず幸せにする、って言葉を言うふぉいなら信れるって思えたの』


ふ｢嬉しい、｣


力強く抱きしめられた。なぁ、と呼ばれて顔を上げると優しく触れる唇。それは次第に深くなっていった。


『…っふ、ぁ』


ふ｢…俺の事絃歩って呼んで｣


『……い…とほ』


ふ｢そ｣


頭を優しくぽんぽんっと撫でられ、私と絃歩は見つめあって微笑みあった。


好きってことを、教えてくれてありがとう


fin.

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