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side亜嵐
亜「ちょっとでもしんどいなとかあったら、ナースコール押すこと。何かあったらというか、何もなくても電話してきてくれていいからね?」
涼「ん、わかってる」
昨日は事故直後ということもあって、その後の仕事はキャンセルしてもらえた。
でも今日の仕事はずっと前から入ってたものも多く、みんな休めなくて。
少し先のスケジュールは調整しつつも、今日の仕事は行くしかなくて。
亜「涼太はもっとワガママになっていいんだから」
涼太はきっと、1人で頑張ってしまう。
だからこそ、1人にしたくなかった。
涼「亜嵐くん、遅刻するよ」
亜「もう行くけど、絶対に我慢するなよ!あと、体調悪いならナースコール押して休むこと。体調良いなら定期的に俺にLINE送ること!お昼は電話するからね!」
涼「亜嵐くん、めんどくさい彼女みたい」
亜「こら」
色々言って涼太を見ると、少し嫌そうな顔を見せる。
なんだか不満そうな顔をするくせに、俺が無理やり仕事をキャンセルの方向で頼もうとすると、それを必死に止める。
亜「涼太?」
忘れ物がないか確認してからまた涼太を見ると、少し寂しそうな顔に見えて。
思わず、涼太の名前を呼んだ。
涼「亜嵐くん、あの…俺は、仕事は…」
亜「ないよ。涼太は今日オフなの」
俺らがバタバタと仕事に行く姿を見て、たまに俺にそう問いかけていた涼太。
涼太は良いのか悪いのか、覚えていない。
スケジュールに関しても、何も覚えていない。
いつレコーディングの予定だとか振り落としだとか、収録だとか。
メンバーと相談して、涼太の仕事は "ない" と伝えることにした。
責任感の強い涼太のことだ。
仕事があると知れば、無理してでも行くだろう。
嘘をつくことになっても、涼太を休ませてあげたい。
こんな時くらい、全て忘れてのんびりしてほしい。
亜「じゃあ…」
コンコン…
亜「はい」
そろそろ、と思ったところで鳴ったドア。
敬「おはよう」
亜「おはようございます!」
涼「おはようございます」
敬「亜嵐、まだいたんだ。今日は俺が涼太とゆっくりするんだから早く行け!あ、後で臣ちゃんも来るよ」
亜「え、ありがとうございます!」
昨日、俺らが全員仕事だということを覚えてくださっていたらしいTAKAHIROさん。
俺は頭を下げて、仕事へ向かった。
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りさ - 完結おめでとうございます(*^-^*)作者さんのペースで書き続けて下さい(*^-^*) (2021年9月22日 4時) (レス) @page34 id: fac51451cf (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 完結おめでとうございます(*^-^*)作者さんの書き続けて下さい(*^-^*) (2021年9月22日 4時) (レス) @page34 id: fac51451cf (このIDを非表示/違反報告)
りさ - jdhchebbdnさん» いえいえ(*^-^*) (2021年9月22日 4時) (レス) @page33 id: fac51451cf (このIDを非表示/違反報告)
jdhchebbdn(プロフ) - りささん» ありがとうございます (2021年9月20日 22時) (レス) id: 23d7ad1fb8 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 作者さんが決めることなので無理には言いませんが続けて欲しいなと思ってます(*^-^*) (2021年9月20日 3時) (レス) id: fac51451cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:jdhchebbdn | 作成日時:2021年8月21日 18時