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side亜嵐
コンコン…
静かにドアを開くと、その部屋の端にあるベッド。
そこにいるのは、紛れもなく "涼太" 。
亜「涼太」
すでに目を覚ましていた涼太と目が合う。
"大丈夫？" と思わず出そうになった言葉を飲み込む。
メ「痛いとこない？」
涼「ん、ごめん…」
龍「涼太、涼太…よかった…(泣)」
涼「ごめん、なさい」
一言一言、話すたびに謝る涼太。
龍友くんが涼太に抱きついて離れる気配はないから、反対側から頬に触れる。
亜「謝ることないよ」
俺がそう言った瞬間、涼太の目から涙が零れた。
亜「怖かったよな、びっくりしたよな…」
そう呟くと、涼太はコクコク頷いていて。
頬を伝う涙を、指で拭う。
裕「もう大丈夫。もう怖くないで」
裕太くんの優しい口調に俺まで泣いてしまう。
GENEでのバラエティの収録中の事故。
エンジンを切り忘れた大型車が暴走し、俺らを襲った。
幸いにも、みんな無事だった。
逃げ遅れたスタッフさんを助けようと動いた涼太を除いては。
なんで、手を伸ばさなかったんだろう。
なんで、俺が動かなかったんだろう。
"亜嵐くん、お願いっ…！"
涼太の切羽詰まった声に、暴走する車から目を離して涼太を見た。
俺の目に映ったのは、涼太の必死な顔と、俺の方に向かって倒れ込んでくるスタッフさん。
咄嗟に涼太がスタッフさんを押したんだと理解して受け止めた。
良かった、スタッフさん無事だ。
そう胸を撫で下ろした直後、俺の視界の左側から暴走した車が横切った。
そして。
涼太をはね飛ばした。
駆け寄った涼太に意識はなく、運ばれた病院で。
"一部の記憶を失っている"
そう告げられた。
失った一部、それは。
"思い出"
"歩んだ日々"
"GENEの軌跡"
俺らを覚えていてくれてありがとう。
でも、それでも。
やっぱり寂しいよ、辛いよ。
亜「守るからな…もう、次こそっ…」
龍「お前は何も心配しやんでてえよっ…」
まだ意識も曖昧なのだろう。
ボーッとする涼太に、抱きついた。
ただ、抱きしめ合っていた。
…………………………………………………………………………
新作、始めます！
高評価、赤星目指すのでよろしくお願いします！
これから、先輩や後輩も出てくるのでしばらくお待ちください！
リクエストもしばらくはお待ち下さい！
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りさ - 完結おめでとうございます(*^-^*)作者さんのペースで書き続けて下さい(*^-^*) (2021年9月22日 4時) (
レス) @page34 id: fac51451cf (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 完結おめでとうございます(*^-^*)作者さんの書き続けて下さい(*^-^*) (2021年9月22日 4時) (レス) @page34 id: fac51451cf (このIDを非表示/違反報告)
りさ - jdhchebbdnさん» いえいえ(*^-^*) (2021年9月22日 4時) (レス) @page33 id: fac51451cf (このIDを非表示/違反報告)
jdhchebbdn(プロフ) - りささん» ありがとうございます (2021年9月20日 22時) (レス) id: 23d7ad1fb8 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 作者さんが決めることなので無理には言いませんが続けて欲しいなと思ってます(*^-^*) (2021年9月20日 3時) (レス) id: fac51451cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：jdhchebbdn | 作成日時：2021年8月21日 18時
