#42 / 怪我 ページ42
side広臣
臣「久しぶりだなぁ…なんか、ちょっと緊張する」
隆「ははっ、確かに。見られてる！って感じが凄いよね」
隆二と2人、笑いながらそう言葉を交わす。
そんな俺らの視線の先にいるのは、涼太。
外出許可をもらって、少し前には玲於と隼と海辺のコテージへ出かけたらしい。
そして今日は。
涼太がずっと行きたがってた事務所。
戻りたい、行きたい。
そう何度も口にしていた。
それを聞いていたからこそ、どうしても連れてきてあげたかった。
でも龍友はあいにく仕事で。
俺らで良ければ、連れてくるって言ったんだ。
久しぶりに後輩のいるスタジオ。
変に緊張してしまうけど、涼太はそんなのお構いなし。
あちこちウロチョロしては、じっと何かを見つめてみたり。
久しぶりのキーボードに触れてみたり。
隆「涼太、ちょっと休憩しよ！」
臣「そうだな。ほら、ここおいで」
久しぶりの事務所、スタジオにテンションMAXな涼太。
少し休憩という名のお昼寝でもさせようと思って、呼び戻す。
素直な涼太は、すぐに戻ってくる。
そして俺の膝をトントンとすると、そこにコテンと頭を預け、お昼寝の体制へ。
臣「どう？久しぶりのスタジオは」
涼「なんか…やっぱりいいですよね。羨ましいなぁ」
ポロリ、と思わず出てしまったような感じだろうか。
自ら表舞台から足を洗った涼太。
初めて聞いた本音。
隆「また来れるよ、というより、おいで。いつでも待ってる」
臣「それにさ、お前らは退社したわけじゃねぇじゃん？だからいつでも来て良いんだよ」
望めば、いつでも。
俺らはいつでも大歓迎だ。
これだけで良かった。
それなのに。
涼「あっ…」
ガシャンッ……
同時だった。
涼太の声と、大きな音。
鼓膜を突き破るほどの大声。
隆「涼太っ！」
臣「おいっ…！」
さっきまで膝の上にあった重みは、いつしか胸の上にあった。
そして、最悪の光景が広がっていた。
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りさ - 新作楽しみにしてます(*^-^*) (2021年11月15日 3時) (
レス) @page50 id: 96e86ff224 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめか(プロフ) - 下書きの公開楽しみです😊✨ (2021年11月13日 18時) (レス) id: e790979a11 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄 - お父さんがめんさん、お兄ちゃんが亜嵐か、裕太かがいいです (2021年11月2日 12時) (レス) @page50 id: 9560844fb8 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 涼太くんがいいです(*^-^*)新作楽しみにしてます(*^-^*) (2021年10月31日 3時) (レス) @page50 id: e43e150c6b (このIDを非表示/違反報告)
さらん - あらんくんがいいです (2021年10月29日 11時) (レス) @page48 id: d9f6645eb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：jdhchebbdn | 作成日時：2021年8月7日 21時
